冷凍食品特許出願分析 その1
この前、冷凍食品については、上の
ように、ちょっと書きましたが、今回は
冷凍食品関係の発明はどんなものがある
んだ?というのを調べてみましょう。
まあ、冷凍食品といっても、食品を冷凍に
する方法や、冷凍にする装置、冷凍にしても
味が落ちないようにする方法、解凍方法など、
いろいろあるわけですが、試しに、プラピ
(J-PlatPat)さんを開いて、発明の名称に
冷凍食品という言葉が入っている出願公開を
調べると、400件以上も出てきます。
見てみると、9月21日公開ほやほやの、特開
2017-164001「結晶化耐性冷凍食品(ソラザ
イム ロケット ニュートリショナルズ, エル
エルシー 他)とか、8月31日公開の、特開
2017-149580 「冷凍食品用コンベヤー装置
(ヨンソン リフリッジゲーション カンパニー
リミテッド)などを筆頭として、以下の
ようなものが出て来ます。
(以下は、その次の直近30件です。)
パン粉付きとか、カキの天ぷら、フグの
空揚げ、炒り卵、野菜、イカ、ゆで卵、
カキフライ、トマト風味ソース、などなど、
冷凍食品花盛りで、家庭でできないような
ものまであるんですね。
ということで、「冷凍食品」という言葉が
入っている出願を調べてね、と、お願いして
もよいのですが、今回は、ちょっと、プロ?
っぽく、特許分類で調べることといたしま
しょう。
どのように特許分類を調べるかというと、
いきなり、以下のパテントマップガイダンス
(PMGS)を開いて、キーワード検索で、
「冷凍食品お願いね」、と打ち込んでも、
大体うまくヒットしないか、ヒットしすぎて、
「よくわかんねーじゃねーか、とんでも
ハップン!」(古いですね)となるのが落ち
ですので、先ほどの発明の名称で出てきた
公開文献の適当なものを開いてみると、
「おー、A23L3あたりが関係ありそうだな。」
とわかります。
https://www5.j-platpat.inpit.go.jp/pms/tokujitsu/pmgs/PMGS_GM101_Top.action
ということで、途中ははしょりますが
(必要な方は、以下などを参考にしてください。
)、IPCやFIではA23L3/36から3/375まで、
及びFタームのテーマコードは4B022が、
食料品や食品関係の冷凍技術であることが
わかります。
尚、特許分類や、IPC、FI、Fタームって
何だ?という方や、プラピ(J-PlatPat)
さんはどうやって使うんだ?という方は、
以下をどうぞ。
ちなみに、Fタームは以下となりますよ。
ということで、特許分類がわかりました
ので、どの分類で分析しようかな、という
ことで、Fタームは上のように、冷凍の
ほかに乾燥方法とかの冷凍方法以外の項目
も入って来ますので、まずは、日本を分析
することとして、FIのA23L3/36から3/375
までで調べることと致しましょう。
(「おら、そんなのイヤだー、Fタームも
使うんだー。」という方や、「おら、
Fタームだけ使うんだ―。」、「キーワード
も併用して、漏れをなくしたりノイズを
なくすんだー。」などいう方もお出でと
思いますので、そちらのほうでも是非
どうぞ。)
続く。