パテントマップ特許情報分析医療機器編 2 医療機器のテーマコードを調べてみましょ 4C160
前回の続きです。
手術用機器の分類調査で、次は、FI記号
です。
調べてみると、17/00と19/00しか
ありませんでした。
不思議ですね。
これらはIPCよりもさらに細かくわかれて
いますが、長い表になってしまうので割愛
して、分析時に必要な場合に記載するように
致しましょう。
古いですが、特許庁で、「治療用・手術機器」
の分析をWEBに掲載しており、検索式も載って
いますので、興味がある方は、見てください。
https://www.jpo.go.jp/shiryou/s_sonota/map/ippan10/frame.htm
次はFタームのテーマコードです。
FIハンドブックなどから調べると、4C160と
いうのがそのようです。
ということで、得意のIPDLのパテントマップ
ガイダンス(PMSG)のFターム照会をクリック
して4Cをクリックすると、出ました、出ました。
医療関係はいろいろありますが、4C160は
平成19年に4C160になる前は4C060だった
ことがわかります。
医療機器関係が発達してきて対応できなく
なったので、新しくテーマコードを作成した
のでしょう。
内視鏡関係も新しくされていますね。
ただし、これらのテーマコードはすべてに
Fタームがあるかというとそうではなくて、
たとえば4C030(手術・診断のための
補助具)というテーマコードなどは、
まだFタームは作成されていませんので、
Fタームで検索をかけるときにはよく
調べてから検索するように致しましょう。
ちなみに、内視鏡のIPCなどの分類は
以前の以下のブログを見てください。
パテントマップ特許情報分析編2 カプセル内視鏡の分類コードは? - 知財アナリストのひとりごと
ということで、分類は分かりましたので、
次回からは医療用の手術機器というのは
どのような研究がされているのかを見て
いくことに致しましょう。