知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

感触体感VRゲーム機

 昔、魚釣りゲームで魚がかかると、手に

振動が伝わるというコントローラーがあり

ました。

 

 今でもあるのでしょうが、最近ゲームを

やらないので、あるのかないのかもわかり

ません、です、はい。

(WEBで「体感コントローラー」と打ち込むと、

いろいろ出てきますが。)

 

 このような体感コントローラーを使った、

VRゲーム機が、今年の夏に、ゲーセンで

登場する、というのが、1月1日の朝日

新聞に出ていました。

(「VR」で、というのが新しいのでしょうか?)

 

 使われているコントローラーを開発して

いるのが、つくばにあるベンチャー「ミライ

センス」というところだそうで、なるほど

調べると以下のように、コントローラが

出てきます。

 

http://www.miraisens.com/ja/

 

 開発者の中村則雄さんは、産総研の方の

ようですので、調べると、以下のような

出願がありました。

 

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 コントローラは、最近の研究成果のよう

ですね。

 

 一番最近の特開2015-172943を見てみると、

以下のようになっています。

 

【課題】

 非ベース型インタフェースにおいてバーチャル

物体やゲームのキャラクタに触覚的に触れる

フル体感が体験できるバーチャルリアリティ

環境生成装置を提供する。

 

【解決手段】

 各種センサ108~111からの情報及びコンテ

ンツデータ104をもとにコンテンツを作成する

コンテンツ作成装置102、コンテンツに合わせ

た錯触力覚誘起関数1713を錯触力覚データ

106を用いて生成する錯触力覚誘起装置103、

錯触力覚デバイス107を備える錯触力覚インタ

フェース装置101、錯触力覚デバイス107を

駆動制御する錯触力覚デバイス駆動制御装置

112を備える。錯触力覚を利用し指及び体の

動きに合わせて錯触力覚による抗力を制御

することにより、立体映像や立体音像に加えて、

バーチャル物体の存在及び形状、質感である

摩擦感覚や粗さ感覚を表現する。

 

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 新聞記事には、ゲーセンでのメーカーさんは

書いてありませんでしたが、どこのメーカー

さんと組んでいるのでしょう?

 

 ちなみに、このような体感というか触角と

いうか、人体への触角作用を及ぼす技術の

開発もうなぎのぼりで、検索すると、以下の

ように増加しています。

(検索は、FIのG06F3/01,310Zで、筆頭FIを

検索し、以下は優先日で表示。1年半の公開

タイムラグがあるため、2015年は見た目少なく

なっています。)

 

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 出願人は以下のようになっており、イマージョン

コーポレーションというのは、カリフォルニアの

サンノゼにある、タッチセンサー大出です。

 

https://www.immersion.com/

 

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 ということで、これからどんどん、体感型

ゲームが出て来るのでしょう。

(ゲームだけでなく、遠く離れた人とも体感

できたり、いろいろ触感できるようになるの

でしょう)