知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

知財戦略中級編 始まり、始まり!!

  それでは、シリーズものの知財戦略の中級編の

始まり始まり!!

 

(私が勝手にシリーズものとしているだけですが)

 

 知財戦略入門編では、最後のほうで

 知財戦略計画の概要を説明しました。

 

http://oukajinsugawa.hatenadiary.jp/entry/2014/03/19/055028

 

 ここで、知財戦略策定のための特許情報

 分析はいろいろ説明してきました。

 

 そのほかに、組織作りや、知的財産に

 ついての教育などが必要となって来るわけ

 です。

 

http://oukajinsugawa.hatenadiary.jp/entry/2014/03/25/061711

 

 組織作りについては企業の大小などが

 あるので少々複雑ですので、今回の中級編

 では、普遍的に説明できる、知的財産の

 教育関係を説明していきましょう。

 

 知的財産関係の入門的な説明書はいろいろ

 あるのですが、理工学系大学生向けに入門的に

 書かれた特許庁のテキストがあります。

 

https://www.jpo.go.jp/shiryou/s_sonota/rikoukei_shiryou.htm

 

 このテキストの使用にあたっては、ありがたい

 ことに、「非営利に限り、改変、引用、複製、

 頒布オッケー」と書かれています。

 

 私のブログは非営利であることは言を俟ちません

 ので、今回はこれを使用させてもらうことにして、

 基本的にはこのテキストに沿って、適宜私のほうで

 補充しながら説明していくことに致しましょう。

 

 尚、今までのブログ同様、弁理士などを

 目指すような方向けではなく、企業などで

 (別に企業の方に限りませんが)これから

 知財戦略策定に向けて知的財産を勉強して

 いこうというような人向けになるべくわかり

 やすく説明していきます。

  

 また、WEBを見てもらうとわかりますが、これらの

 資料は、一コマ90分で6コマ資料と、15コマ

 資料がありますので、それぞれから適宜必要な

 資料をピックアップしていきます。

 

 さらに、特許庁テキストは理工学生向けと

 なっていますが、私の説明は、理工学といわず、

 文系、一般の方も読むことを想定し書いて

 いくとともに、見やすいように編集して載せて

 行きます。

 

 さあ、それでは、始めて行きましょう。

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 まず1ページ目です。

  

 一番上に、身近にある「知的財産」と書かれています。

 あえて「知的財産権」と書かなかったのは、ノウハウ

 などについても取り上げていくことによります。

 

 知的財産と、知的財産権の違いについては、

 知財戦略入門編で説明していますので、そちらの

 ほうを見てください。

 

http://oukajinsugawa.hatenadiary.jp/entry/2014/02/19/060705

 

 図の右上では、適切な事例を選んでくださいと

 書かれていますが、あえてそのまま残しました。 

 

 特許庁では、この資料を使用して説明する人が

 編集して使えるように、自分の好きな画像などを貼り付け

 られるようになっています。

 

 まず図の上のほうでは、発明について説明することに

 なるのですが、とにかく発明というのは、何も大企業

 だけが関係するのではなく、身近なものなんだよ

 ということを示すために、お掃除商品や、「なんと、

 マイケルジャクソンも!!」というような書き方に

 なっています。

 

 私のほうのブログでも、以前に、一般の方の発明を

 取り上げています。

 

http://oukajinsugawa.hatenadiary.jp/entry/2014/03/01/031416

 

 さらに説明テキストでは、コンピューターを例に

 取って、一つの商品(製品)でも一つの権利だけで

 なく、そのほかに意匠権商標権もあるんだよと

 いう説明をおこなっています。

  

 ということで、知的財産権を考える場合には、

 特許権だけで守るのではなく(攻めるもありますが)、

 他の権利も忘れないようにしようということに

 なります。

 

 (攻めと守りは以前に書きました。)

 

http://oukajinsugawa.hatenadiary.jp/entry/2014/03/27/063112)