知財アナリストのひとりごと

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PIPITORO君で、おいしいマグロを食しましょう???

・ 商願2017-76843「PIPITORO」

標準文字商標

出願日:平成29年5月26日

出願人:株式会社相馬光学

指定商品:測定機械器具,光学機械

器具,理化学器械器具,魚脂肪測定

器具,魚脂肪センサー,電池,電子

応用機械器具及びその部品

 

 ということで、相馬光学さんで、

生マグロの脂肪含量の割合を1秒で

測定する装置PIPITORO(ピピトロ)を

9月に発売するそうです。

 

www.nikkan.co.jp

 

 近赤外分光スペクトルの反射を

利用して測定し、非破壊検査方式の

ため、測定時間を大幅に短縮できる

そうで。

 

 以前の日刊水産経済新聞の記事は

こちら。

 

www.suikei.co.jp

 

 相馬光学さんの会社概要はこちら。

 

http://somaopt.co.jp/about_us/

 

 新聞によると、脂肪含量の割合によって

マグロの価格が変動するそうで、まったく

知りませんでした。

 

 これまでは、ガスクロを使ってたん

ですね。

 

 時間がかかったわけもわかりました、

です、はい。

 

 ということで、どんな発明か見て

みると、特開2009-115669「食肉脂肪酸

含有量測定装置」となっています。

 

【課題】

 食肉の含有脂肪酸を、非破壊で簡易

且つ迅速に、そして低コストで測定

することができる測定装置を提供す。

 

【解決手段】

  700nm以上1000nm以下の波長の

光を発する光源1からの光が食肉試料M

に照射され、食肉試料M中で生じた反射光

及び又は散乱光が、光ファイバ3により

導かれて分光器4に入射する。分光器4で

分光された光は、検出器5で検出されて

光電変換され、コンピュータ6に入力

される。

コンピュー6では、算出プログラムにより

脂肪酸含有量が算出される。光源1は、

食肉試料Mの表面Sの法線に対して傾け

られており、光源の光軸A1は法線に対して

30~35度の角度を成す。反射光及び

又は散乱光の取り込み光軸A2は、

食肉試料の表面Sの法線の方向であり、

測定時には、光源の光軸A1は取り込み

光軸A2に点Pで交差し、点Pは測定時

には食肉試料Mの内部に位置する。

 

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 新聞によると、水産研究・教育機構と

共同開発と書いてありますので、この

発明をさらによりよいものに改良した

のでしょう。

 

 これを使っていただいて、安くて、おい

しいマグロが食べられるようにして欲しい

ものです。