知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

特許検索海外編 5 Patentscopeって何ができるんですか? 概要その2

 ということで、前回は、簡易検索画面での

「表紙」というところで、試しに、スキルミ

オンを入れてみたわけですが、簡易検索

画面の、「表紙」というところでは、何を

検索してたんだ?と疑問に思うわけでして。

 

 まあ、詳細はそのうち、おいおい書いて行き

ますが、まずは、この簡易検索の表紙検索

では、発明の名称、要約、出願人、発明者の

4つのカテゴリーの中に、スキルミオンが含ま

れているものを検索していたんです。

 

 ただーし、これは何も指定しない場合で

あって、たとえば、要約だけを指定したい場合

には、以下のように指定すれば、要約だけを

検索してくれるんです。

 

  以下は、「英語の要約に、skyrimionが含

まれている文献を、検索しておくんなまし」

とお願いしたものです。

 

f:id:oukajinsugawa:20160615170950j:plain

 

 まあ、このへんも、おいおい調べて行きまっ

しょい。

 

 ちなみに、前回検索したespacenetの

SmartSearchでもおんなじで、何も指定しま

せんでしたので、発明の名称、要約、出願人、

発明者のカテゴリーを検索しているんです。

 

 こちらのほうで、要約に限って調べる場合

には、以下のようになりますよ。

 

f:id:oukajinsugawa:20160615171005j:plain

 

 ということで、少しづつわかって来たような

気がして来ましたので??、どんなことが

できるのかをさらに調べて行きましょう。

 

 まずは、何ができるのか?というと、検索が

できるわけでして。

 

 てなことを書くと、「ばかやろー、検索するシス

テムじゃねーか!! とんでもハップン。(古い

ですね)」などと怒られてしまいますので、何が

検索できるんだ?というのは、以前に、書きました。

 

 次に、どのように検索できるんだ?というのは、

英語に翻訳されている文献は英語で、原語が

わかればその原語で、さらには、原語がわから

なくても、多言語検索というところで、他の

言語に翻訳して検索してくれるんです。

 

 たとえば、多言検索は、以下のようになり

ますよ。

 

https://patentscope2.wipo.int/search/en/search.jsf

 

 

f:id:oukajinsugawa:20160615171114j:plain

 

f:id:oukajinsugawa:20160615171131j:plain

 

 

f:id:oukajinsugawa:20160615171152j:plain

 

 また、たとえば、以下のように、日本語

でも検索でき、この場合には、日本の出願や、

翻訳された日本語でヒットするんです。

 

f:id:oukajinsugawa:20160615171216j:plain

 

f:id:oukajinsugawa:20160615171241j:plain

 

 ただし、これには少々テクニックが必要で、

たとえば、以下のように、「魚」と入れた場合

3件となりますが、「魚介類」と入れた場合、

4件と増加し、プラピ(J-PlatPat)さんの

入れ方とはちょっと違うんです。

 

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f:id:oukajinsugawa:20160615171510j:plain

 

 まあ、このへんは、後で調べていきますが、

以下のように、それぞれのフィールドに検索

ワードを入れるごとに、ヒットした件数が

変わって行きますので、検索タブを叩く

前に、どの程度の数なのかわかり、優れ

ものですよ。

 

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 ということで、続く。