知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

眼散る或る凍る!!

 公益社団法人発明協会から、「戦後日本の

イノベーション100選」というのが発表されて

います。

 

 これを見ると、トップ10の中に内視鏡

入っていました。

 

 まあ、体の中を直接覗けるシステムという

のは素晴らしいものでしょう。

 

 現在では何気なく使っているものでも、

考えてみれば最初は大変な発明だった

のですね。

 

 ということで、発明つながりで、またまた

「人類の歴史を変えた発明1001」からで、

今日は、麻酔の話です。

 

 麻酔は、紀元前2000年頃の発明となって

います。

 

 100年ぐらい前でも、麻酔なしでいろいろ

手術されていたようですが、最初はずいぶん

昔に発明されたのですね。

 

 この麻酔の発明というのも一大発明と

いっていいでしょう。

 

 この発明がなかったら、とてもではありま

せんが、今の医療の発達にはつながらな

かったでしょう。

 

 発明者はエジプト人だったようで、昔でも

殴って気絶させてから手術をおこなうような

ことはなかったようだと書かれています。

 

 気絶させるぐらい殴るというのは、頭に

かなりのダメージを与えることになり、

本末転倒ですが。

 

 古代では、手術の前に患者の左右の

頸動脈を同時に圧迫し、脳への酸素

供給を制限して意識を失わせていた

とのことです。

 

 古代の人間でなくてよかったですね。

 

 その後麻酔が発明されたようですが、

アヘンに鎮痛効果があることが知られて

おり、大麻なども使われるようになった

ようです。

 

 近代的な麻酔が登場したのは、18世紀

後半だそうで、亜酸化窒素に麻酔作用、

催眠作用があることが発見されました。

 

 最初は、午後を愉快に過ごすために

使われていたようです。

 

(使ってみたいですね)

 

その後、歯を抜くのに使ったところ鎮痛効果が

あり、他の手術にも使われるようになったそうです。

 

 その後にジエチルエーテル(C2H5OC2H5)

麻酔薬として一般化したそうです。

 

 私は毎日これの親戚の?C2H5OHで麻酔に

かかっているのですが、使いすぎてそのうち

麻酔が効かなくなってしまうのでしょうか。

 

 (ちなみにC2H5OHというのはお酒の

アルコールのメイン成分です)

 

 戦後間もないころは、またまたこれの

親戚のCH3OHが入った「ばくだん」という

お酒を飲みすぎて、目が見えなくなった

人がいたとかいないとか。

 

 メチルアルコールか?

 

 それとも眼散るアルコールか?

 

 まあメチルアルコールは飲まないように

いたしましょう。