森下仁丹が、日米で「飲むワクチン」の特許取得、
予防注射が不要に、という記事が出ていました。
感染症の予防などに用いるワクチンを注射せずに
投与できるのだそうです。
注射の代わりになる貼り薬などを以前取り上げ
ましたが、どんどんこのような薬が出てきて
欲しいものです。
技術としては、神戸大と共同開発をおこない、
表面や内部に作り出し、これをワクチンとして服用し、
体内に抗体を作り出すのだそうです。
ビフィズス菌は胃酸に弱いので、胃では消化されず、
腸で溶ける独自開発のカプセルに入れてビフィズス
菌を腸まで送り届けるそうです。
ということで、森下仁丹さんの特許登録情報を
見てみましょう。
検索は、特許公報で、2010年1月1日から
おこなってみましょう。
ありました。ありました。
そのものずばりの「経口ワクチン」と、「大腸特異崩壊性
カプセル」というものです。
2つの技術の合わせ技なんです。
海外を調べると、カナダ、アメリカ、ヨーロッパ、台湾に
出願されていましたが、まだ登録情報は出ていません
でした。
生きたビフィズス菌を送り届けられるのなら、
ヨーグルトメーカーさんなども使えそうです。
森下仁丹さんのほかの登録を見てみると、
結構いろんなことをやっています。
口臭除去や(まあ、仁丹関係なのでしょう)、更年期
障害対策、アルコール障害予防剤!!、この前も
出てきた抗酸化剤、肥満防止剤など、我々年寄りには
魅力的な??ものを沢山研究しているようです。
特許情報分析編4 ギブズエネルギー?? - 知財アナリストのひとりごと
慢性C型肝炎などの治療にも応用していくそうです
ので、是非頑張って欲しいものです。
2015年2月24日追記:
事務所の同僚が、昼食の後、何か変な
ものを飲んでいたので「それ、なーに?」
と聞いてみたところ、ブログに書いたものが
製品になっていたんです。
http://www.181109.com/lp/bifina.html?banner_id=main_ypa_pc_s30_t0039
知りませんでした!!
灯台下暗しですね。
同僚の話では、「顆粒になっていて、腸まで
届くんで、いいんだ。でも噛んじゃったらダメ
なんだ」と言っていました。
(「個人の感想であって(約1名です)、この商品の
効能を保証するものではありません!!」とか
言っちゃって)
宣伝文句では「17年飲み続けている」とか
書いてありますので昔からあったようですが、
前回調べたときには2010年からしか検索を
かけなかったので、違った発明でもっと前の
登録があったのかもしれません。