知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

タニタさんの口臭検査装置ブレスチェッカーEB-100

http://oukajinsugawa.hatenadiary.jp/?page=1486503000

 

 この前、上のように、タニタさんのアル

コールチェッカーEA-100の話をしまし

たが、タニタさんで2010年から出していた

ブレスチェッカーを、バージョンアップして

発売しているそうですね。

 

エチケットチェッカー|タニタ

 

 今までのものは、測定時に電子音が鳴ったり、

結果も本体の外側に数字で表示されたり、上の

ように、色もピンクや青、黄緑といった目だつ

ものだったため、「口臭をチェックしている

ところを人に気づかれたくないという声をもとに、

デザインなどを変更したそうです。

 

 皆さん、口臭なので、公衆の面前でチェック

しているのでしょうか?

 

 なーんちゃって。

 

 新しいものは、前の物より小さくなりまし

たね。

 

 口臭度100%の王花陣先生は、光の点滅や

色が、サイケデリックになってしまうんで

しょうか?

 

 ということで、タニタさんでは、むかし

昔のその昔?2000年頃に、口臭チェッカーの

発明があり、これを応用しているようです。

 

 口臭チェッカーについては、特開2001-

333925「口臭検査装置」、WO2000/68674

(特許4129122)「口臭検査装置及びその

調整方法」というのがあるんです。

 

 特開2001-333925を見てみると、以下の

ようになっています。

 

【課題】

 ガスセンサへの呼気の吹きかけ時間のばら

つきを抑えて正確な検査が行える口臭検査

装置を提供する。

 

【解決手段】

 圧電ブザーBZと抵抗R7の並列回路が電池

電源1の+極とマイコン5の出力ポートP18に

接続されており、マイコン5が出力ポートP18を

ローレベルとすることで電池電源1から通電

されて圧電ブザーBZが鳴動するようになって

いる。また、マイコン5は電源スイッチSWが

操作された時点t1からガスセンサ3が所定

温度まで加熱される時間を含むウォーミング

アップ時間の終了時点に圧電ブザーBZを

鳴動させる。而して、測定に充分な呼気が

ガスセンサ3に吹きかけられたことを圧電

ブザーBZを鳴動させて音で報知させている

ので、吹きかけ時間のばらつきを抑えて正確な

検査が行える。

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 どの程度の精度で測定できるんでしょうね?