知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

J-PlatPatを使い倒そう その30 スマートグラスを調べてみよう!!その2

 前回の続きで、意匠分類・Dタームがわかり

ましたので、最初に、このH7-6243ADって

何なんだ?というのを調べましょう。

 

 まずは、「意匠公報テキスト検索」に戻りま

しょう。

 

意匠公報テキスト検索(入力画面)|J-PlatPat

 

f:id:oukajinsugawa:20160927110725j:plain

 

 分類リストを調べることができます

ので、上の、「分類リスト」をクリック

しましょう。

 

 日本意匠分類は、いろいろ変更されて

いるのですが、H7-6243ADは平成17年

1月1日施行版で施行されてその後、

変更はないようです。

(各自、調べてみてください)

 

f:id:oukajinsugawa:20160927110820j:plain

 

 ちなみに、平成17年1月1日施行版を

クリックすると、以下のようになり、さらに、

以下の赤枠で囲んだところをクリックすると、

新しく「Dタームの運用を開始」したんです

と書かれています。

(それ以前の分類と、大幅に異なる運用に

なったというわけですね)

 

f:id:oukajinsugawa:20160927110854j:plain

 

 ということですので、平成17年1月1日

版で、以下のHグループをクリックすると、

PDFとなりますので、H7-6243ADを

見つけましょう。

(意匠分類・Dタームについて、さらに知り

たい方は、「日本分類表の見方」と「凡例」

というところに詳しく書かれていますので、

是非どうぞ)

 

f:id:oukajinsugawa:20160927110950j:plain

 

f:id:oukajinsugawa:20160927111027j:plain

 

 H7-6243ADって、ヘッドマウント型の、

小型のデータ表示器だったんですね。

(横についている、アスタリスクは何

なんだ?というのは、「日本分類表の

見方」に書かれています。)

 

 腕時計型というのも、その上にあります。

 

 さらに、以下も見てみましょう。

 

http://www.jpo.go.jp/shiryou/s_sonota/isyou_bunrui.htm

 

f:id:oukajinsugawa:20160927111138j:plain

 

f:id:oukajinsugawa:20160927111159j:plain

 

 旧意匠分類(昭和58年施行版)との

関係も見ることができます。

 

 ということで、意匠分類・Dタームが

わかりましたので、これで、「日本意匠

分類・Dターム検索」画面か、「意匠公報

テキスト検索」画面で意匠を検索でき

ますが、意匠公報テキスト検索画面で

検索しましょう。

 

意匠公報テキスト検索(入力画面)|J-PlatPat

 

 「やっと検索できるんだもんねー、ルン

ルン♪♪」などと鼻歌交じりに以下のように

打ち込むと、「入れ方、悪いから、検索

なんて、やってらんねーよー。」などと

怒られてしまうんです。

 

f:id:oukajinsugawa:20160927111300j:plain

 

 「しょうがねーなー」などと、またもや、

つぶやきシローさん状態で、ヘルプを検索

すると、「連続的に打ち込めよなー」と書か

れています。

 

f:id:oukajinsugawa:20160927111343j:plain

 

 「はいはい、私が悪うごぜーましただ。」

などと言いながら、「H76243AD」と連続

的に打ち込むと、「ピンポーン、155件

でーす。」と出て来ます。

 

f:id:oukajinsugawa:20160927111422j:plain

 

 というように、意匠分類・Dタームで

検索できますので、簡単でしょう??

 

 特許などを検索しなくても、どんな企業が

開発してるんだ?というののあたりをつける

こともできます。

 

 まあ、意匠分類・Dタームの調べ方は、

この方法だけではないですが、今回おこ

なった方法は非常に簡単ですので、覚えて

おいて損はないでしょう。

 

 尚、今回は、一つの意匠分類・Dターム

しか調べませんでしたが、仕事で、出願人

から調べる場合には、漏れが出ないように、

いろんな出願人を調べて、意匠分類・D

タームを特定するのが賢明です。

 

 ということで、次回は、特許出願関係を

調べて行きましょう。