知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

AIと著作権

 AI(日本語でいうと、人工頭脳??

はたまた、人工知能??)がものすごい

勢いで進化を続けており、この前、星新一賞に、

AIに書かせたショートショートの応募が

あったということで、話題になっています。

 

 一部、人が手を加えたということですが、

そのうち、完全AI版というのが出て来る

んでしょう。

 

 完全にAIが書いた小説って、AIに著作

権が生ずるや否や?という質問には、

「現在は、著作者って、人間しかなれな

くって、サルやゾウや鉄腕アトム(ドラエ

モンでもいいですが)には、権利はあり

まっしぇん」、ということを、この前、

書きました。

 

oukajinsugawa.hatenadiary.jp

 

 それでは、未来永劫そうなのか?と

いうと、海外でも検討されていますし、

日本でも、「え~~か~~、え~~か~~、

え~~のんか~~」という、鶴光師匠

状態で(と、言っても20代の方には、

何を言っているのかわからないでしょうが、

昔、「鶴光のオールナイトニッポン」と

いうラジオ番組で、鶴光師匠が口にする

フレーズだったんです)、現在、内閣府

知的財産戦略本部次世代知財システム

検討委員会というところで検討され、

知的財産推進計画2016に盛り込まれ、

以下のように発表もされています。

星新一賞に応募したショートショートは、

上の次世代知財システム検討委員会の、

1月27日第4回会議、資料2に載っていま

すので、興味のある方は是非どうぞ)

  

人工知能の創作物に著作権? 政府が知財制度を見直しへ - ITmedia ニュース

 

 ということですので、今後は、ペッパー君が

作った歌に、著作権が発生するのかも???

 

 ちなみに、Aiについては、著作権だけで

なく、特許や、実用新案、意匠、商標などに

関しても、議論がなされています。

 

 

2016年9月27日追記:

以下の記事が出ていますね。

 

経産省・特許庁 新技術の権利、保護を議論 AIやIoT念頭 - SankeiBiz(サンケイビズ)