知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

パテントマップ特許情報分析ロボット編 17 リトルアイランド?

 前回の続きです。

 

・ 特開2011-189439 本田技研工業株式会社

「ロボット、ロボット制御方法およびプログラム」

 

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 よく見るホンダさんのロボットですが、

この出願は以下のような概要です。

 

【課題】姿勢に応じて、違和感のない

自然な音声を出力する。

 

【解決手段】ロボット4は、基体(基体41)に

可動連結した可動部(例えば、頭部42)の

駆動を制御する駆動制御手段(制御部

100)と、音声を生成する音声生成手段

(音声生成部110)と、前記音声生成手段に

おいて生成された音声を出力する音声

出力手段(音声出力部140L、140R)とを

有し、前記音声生成手段は、前記駆動

制御手段によって制御される前記可動部の

前記基体に対する姿勢に基づいて、生成

する音声を補正する。 

 

・ 特開2011-167820 ATR

 

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【課題】ロボットと人間とのコミュニ

ケーションをより円滑にできるよう、

ロボットの頭部の動きを制御する

頭部動作制御情報生成装置を提供

する。

 

【解決手段】頭部動作生成装置86は、

ヒューマノイド型ロボットの頭部の動きを、

当該ロボットが発生する音声に同期

して制御する制御情報を生成する装置

であり、句ごとに付されている談話機能

タグごとに、複数の頭部動作をどのような

確率で実行するかを規定する確率モデル

群100と、入力された句に付された

注釈に基づいて、確率モデル群100の

中から確率モデルを選択し、選択された

確率モデルにしたがった確率で、入力

された所定の単位の音声データに

対応する頭部動作コマンドをロボットの

制御部90に出力する頭部動作コマンド

生成部104を含む。

 

・ 特開2010-094799 株式会社リトルアイランド

「人型ロボット」

 

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【課題】特定個人に似顔、似声により情報を

伝達する人型ロボットにおいて、音声を

発する際の動きのなかに、特定の話者の

個性を表現することにより、話者が伝達

しようとする愛情などを演出できる人型

ロボットを提供する。

 

【解決手段】特定個人に似顔のロボット

本体(1)の内部に搭載したストレージ

(3)にあらかじめ特定個人の声を

収録し発話するために必要となる

五十音等の音素データや特定個人の

癖となる動作データ等を登録し、

発話時にその音声を制御部(2)内の

メインCPUユニット(211)により

合成して、スピーカ(26)より出力し

、同時にアクチュエータ(9)〜(25)を

四肢動作させる。