知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

パテントマップ特許情報分析経皮吸収型製剤編 2 凸版印刷概要

 前回は、コスメディさんがバイオセレン

タックさんとの地裁、知財高裁レベルで

勝訴したというところで終わりましたが、

前回の以下の直近の出願にはセレンタック

さんが出て来ていませんので、古いものの

公開までさかのぼって見てみましょう。

 

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 出願を遡ると、下のように、2005年からの

出願のようです。

(前回書いたように、特許庁さんが、まだ

古いもののFI解析が終わっていない

可能性もありますが)

 

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 出願人を見てみると、以下のように、

この前入っていなかったバイオセレン

タックさんも入っていますね。

 

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 これを出願年別に見てみると、以下のように

なっています。

 

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 ということで、凸版印刷さんは2007年

頃がピークで、2012年にもピークがあり

ますが、まずは、凸版印刷から企業情報を

見てみましょう。

 

・ 凸版印刷株式会社

http://www.toppan.co.jp/

創業明治33年(1900年)、本店は

東京都台東区、資本金104,986百万円、

連結売上高が1,526,914百万円、

連結従業員数が48,999名、事業

内容は、言わずと知れた印刷業界の

2強ですし(もう一つはDNPさん

ですね)、これをベースに、生活・産業

事業分野、エレクトロニクス事業分野に

進出しています。

 

 以下のURLでは、社長さんが、「マイ

クロニードルというもので、半導体

エレクトロニクスを応用し、面にミクロの

針をつくりだし、肌に直接張ることが

できる技術を開発しています。

ある製薬会社と化粧品会社との共同

開発です。」とのことですね。

 

long-net.com

 

 「社長さん、ある製薬会社などと、

もったいぶってー」などというわけで、

出願情報を見てみると、以下のように、

久光製薬さんと仲がいいのが、すぐ

ばれてしまうわけでして。

 

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 久光製薬さんのほうは、凸版印刷さん

だけでなく、ちょっとだけ、浮気??を

しているようですが。

 

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