知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

二十世紀の予言 その6  30年前の未来予測

 日本ビクターさん、昔は有名でしたね。

 

 家庭用ビデオVHSの開発メーカーさんで、

ソニーのベータマックスとフォーマット争いを

繰り広げましたが、VHSに軍配が上がった

ことは、皆さんご存知です。

 

 VHSの開発プロジェクトの実話を脚色した

日はまた昇る」という映画では、西田敏行

さんが事業部長役で熱演していました。

 

 残念ながら、現在は、JVCケンウッドに

なってしまっていますが。

 

 ということで、ここの昔の技術屋さん達の

ホームページと思しきものがあるんです。

 

http://www36.tok2.com/home2/nkmtachi/index3.html

 

 ここのところに、「30年前の未来予測」という

のがあって、「1973年に2000年を想定して

作成した資料」だそうで、現在は2015年です

ので、40年以上たっていますが、この方たちが

当時、どのような未来予測をしていたのか?と

いうのをちょっと覗いてみましょう。

JVCさんとも、このHPの技術第3課さんとも

何のゆかりもない王花陣ですが、参考にさせて

いただきますよ)

 

http://www36.tok2.com/home2/nkmtachi/mirai.html

 

 まずは、名前のところに数字が打ってあるの

ですが、1973年3月での年齢なのでしょうか?

 

 一番若い和田さんが新進気鋭の24歳、一番

お歳の浅野さんが41歳と、あぶらの乗り切った

お歳だったようです。

 

 一番若い和田さんも、もう定年になって

いるのでしょうか。

 

 ということで、統計的に調べてみましょう。

(これは、この内容での統計ですので、これを

一般化できるという意味ではありませんので、

王花陣のお遊びにお付き合いください)

 

 まずは、未来を積極的に予測しているのは、

年齢と関係あるのか?というのを見てみま

しょう。

(まあ、これなどは、性格的なものや、その

技術への熟知度のほうが年齢との相関より

も勝るでしょうが、なにしろお遊びという

ことで見てください。)

 

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 そうすると、上のように、やっぱり年齢とは

相関はなく、一番年長者の浅野さんが未来

へ積極的な考え方のお方のようですね。

(積極的な方向に丸をつけるという

方式ではありませんので、未来へ積極的

というわけではなくて、丸をつけるのに

積極的、ということですが))

 

 総数は42問ですので、一番積極的な

方で、67%、一番消極的な方で、19%の

丸の数でした。

 

 次は、丸の数が多かった順番です。

 

 総人数が14名ですので、一番多い、

「癌の治療率が90%以上」というのが86%

の方が「そうだ、そうだ」と言っていましたが、

残念ながら、そうはなりませんでした。

 

  ・・・・・残念!!

 

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 もっとも少ない0%というのは、漢字全盛で、

年末になると、「漢字一文字で表すと?」

などとなっていますので、大当たりでした。

 

 東京・大阪間は、のぞみに2時間35分

も乗らないといけないので困ったものです。

 

 ということで、さらに中身を見てみると、

石油はまだ燃やすことができていて、

うーん、会社の食堂の中身はほとんど

人工食品かどうか、逆に自然食回帰?

かもしれません。

 

 ウイキなどで調べると、1973年は昭和

48年で、石油ショックでトイレット

ペーパーの買いだめ騒動が起こった年だ

そうで、この関係で、石油という未来

予測がされたのでしょう。

(「ノストラダムスの大予言」が出版され、

日本沈没」がベストセラーとなった年

でもあるそうですが、どちらも当たらな

かったので、よかったですね)

 

 平均寿命が80歳というのは当たって

いますが、まだ達成できていないものが

結構多く、子供が2人に制限されずに

よかったですが、逆に少子化で困って

います。

 

 小学校で梅毒予防接種がおこなわれて

おらずよかったですが、「トップレスが

女性の普段着で、ボトムレスもあるぞ」と

予測されていた方がお二人もいるのに、

「全然、当たってねーじゃねーか!!」

と、怒っているのは私だけ???

 

 ということで、暇な方は、さらに、

どなたの的中率が高いのかも調べてみて

ください。

 

 ということで。