知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

パテントマップ特許分析自動車自動運転編 12 時系列技術分類マップと企業別技術分類マップ

 今回は時系列での技術分類の推移を

見てみましょう。

 

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 検索キーとして、自動操舵システムの

B62D6/00、自動初動運転関係のB60T7/12を

使用しましたので、これが多くなるのは

必然として、そのほかに多い技術分類を

見てみましょう。

(駐車時の自動運転、衝突回避、車間距離

制御等のB60W30/06から30/17、衝突

検知手段のB60R21/01から21/0136も

使用しているのですが、これらはトップ

10には入らないんですね)

 

・ B62D101/00

  B62D6/00に関するインデキシングコードで、

  自動操舵システムの路上速度に関するもので、

  意識的に外していますが、ヒットしています。

 

・ B62D5/04

   動力補助装置で電気的なもの。

 

・ B62D113/00

   やはりB62D/6/00のインデキシングコードで、

  車輪やハンドルの動作位置に関するもの。

 

・ B62D119/00

   同じくインデキシングコードで、ハンドルトルク。

 

・ B62D137/00

   同じくインデキシングコードで、その他。

 

・ B60R21/00

  事故回避装置全般なので意識して除外

 していますが、ヒットしてきています。

 

・ G08G1/16

  衝突防止システムで、別に調べる予定

 ですが、やはりこちらでも関係していますね。

 

・ B60W30/00

  道路走行用車両の運動制御システムで

 意識的に検索キーに入れませんでしたが、

 ヒットしてきています。

 

 ということで、それぞれの時系列累積

状況は以下となっており、車輪やハンドル

操作や事故回避装置一般、道路走行

一般などの研究開発は鈍化していて、

個々の課題に焦点が移っているのかも

しれません。

 

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 それでは、企業別での研究開発はどうなって

いるのかな?ということで見てみると以下のように

なっていました。

 

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 自動車メーカーは全般にわたって研究が

されており、やはり部品メーカーさんや、

電機メーカーさんは、自分の技術の強い

ところに注力をしているでしょう。