知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

パテントマップ特許分析自動車自動運転編 27 ヨーデルヨーデルヨーデルヨーデル妖怪出るけんでられんけん

 それでは、B60W30/06から30/17の

「駐車時自動運転、衝突回避、走行軌跡

維持、車間距離制御等」とB60T7/12

「自動初動のためのもの;運転者や乗客の

意志によらない初動のためのもの等」の

Fタームテーマコードを調べてみましょう。

 

f:id:oukajinsugawa:20150509091656j:plain

 

 件数の多い6件をプロットしていますが、

5H181と3D232はすでに調べました。

 

 次に、分析済みのものを除いたFタームの

観点を調べると、以下のようになっていました。

 

f:id:oukajinsugawa:20150509091727j:plain

 

 衝突回避、走行軌跡維持、車間距離制御

などには、検知(情報収集)やその情報からの

推定が欠かせないようで、センシング機能が

非常に重要なんですね。

 

 それでは、どのような情報センシングが

必要なのかの3D246HAを見てみると

以下のようになっていました。

(上位出願100件以上です)

 

f:id:oukajinsugawa:20150509091822j:plain

 

 このFターム観点はHA98まで分かれて

いますので、自動運転にはものすごい量の

センサーが必要なようです。

 

 ちなみに上表のヨーレイトというのは、

妖怪体操とは何の関係もなくて、車両

重心における上下方向の軸(Z軸)まわり

のヨー角の変化速度、ヨー角速度を

言うそうで、参考図は以下です。

(PMGSから貼り付け)

 

f:id:oukajinsugawa:20150509091852j:plain

 

 さらに、それでは、「ヨー角って何じゃい?」と

いうのは、地上固定座標系におけるX軸と

車両の前後方向のなす角だそうで、やはり

PMGSから貼り付けると以下になります。

 

f:id:oukajinsugawa:20150509091930j:plain

 

 ということで、続く。