ヤナギヤさんとカニカマ
昔、柳家金語楼という落語家さんが
いましたね。
NHKのジェスチャーという番組に出て
いたそうですが、私もそれほど古い人間
ではないので、生で見たことはありません。
金語楼さんの弟子は今どうなっているので
しょう?
整髪料でも、柳屋のポマードというのが昔
有名でしたね。
今でも柳屋さん、ご健在?のようですが。
http://www.yanagiya-cosme.co.jp/
ということで、今日は柳家さんや、柳屋さん
ならぬ、「ヤナギヤ」さんの話です。
この前、「おらが県こそNo1」というテレビの
タイトルで、山口県が取り上げられていました。
ヤナギヤ」という会社が取り上げられて
いたのですが、この会社のHPは以下に
なります。
http://www.ube-yanagiya.co.jp/
会社情報を見ると、1916年創業の、奥ゆか
しき?(ちょっと意味が違いますね)企業だ
そうで、資本金は1億円、従業員150名と
なっています。
どのようなものを製造しているかというと、
水産練り製品機械や、豆腐の機械、海苔の
機械、厨房機器、製菓関連機械、さらには
ペットフード関連機械まで製造している
機械メーカーさんだそうです。
うちの、「お前はイヌだ」と毎日言い聞かせて
いるのに、よくわかっていないうちの犬も、この
機械で作られたペットフードを食べているので
しょうか?
この前、豆腐の機械の話をしましたが、
この会社も豆腐の機械を作っているん
です。
テレビで取り上げられていたのは、この
「ヤナギヤ」さんが、カニカマ製造機の生産量が
国内シェア90%以上だそうで、カマボコ製造
機メーカーとして、不動の地位を築いている
そうです。
テレビでやっていたのは、最新型の機械で
作るカニカマが、繊維が細くて緻密にからみ
あっているため、まるで本物のようでした。
これは、薄い魚のすり身シートを作り、これに
切れ目を入れて繊維を作り、2枚のシートを
斜めに巻き取っていくことにより、繊維が
微妙にずれて複雑に絡み合い、本当の
カニの身のようになるのだそうです。
カニカマはヨーロッパでも大人気だそうで、
世界シェアも70%だそうです。
IPDLで「株式会社ヤナギヤ」さんと打ち
込むと、カニカマ関係は、「カニ風味蒲鉾及び
そのカニ風味蒲鉾の製造方法」とか「カニ風
練り製品の製造方法」とかいろいろ出て
きますし、ちくわとか、豆腐、油揚げ、
カマボコとかも出てきました。
得意なのは、練り製品関係のようです。
IPCで「カニカマ」それ自体の分類は
ないですが、試しに「かまぼこ」と打ち込むと、
A23L1/325関係のようで、FIではさらに
いろいろ細かく分かれていました。
話は変わって、もう一つの山口県のNo1
製品で「タコツボ」があるんだそうです。
・・・・・知りませんでした。
これを製造しているのが「株式会社サンポリ」
という会社だそうで、URLは以下となります。
こちらの会社は防府市にあるそうで、設立
昭和47年、資本金3000万円、売り上げ12
億円、従業員は65人です。
事業内容を見ると、廃プラをリサイクル、
リユース製品の製造のようです。
テレビで取り上げられていたのは、タコツボは
割れてしまうので、プラスチック製のタコツボを
売り出したら、全国シェア7割のダントツ日本一
になったそうです。
なかなか壊れないので、一度売れると次が
売れないそうで、メーカーさんにとっては、
頑丈なのも困ったものなのですね。
特許出願がどんなものがあるかを調べると
特開2005年までは13件ありましたが、
そのあとは2012年の1件のみで、
「タコツボ」の出願もありませんでした。
出願内容を見ると、それぞれの出願に
あまり関連性がなく、ちょっと残念なような・・・。
ということで、また。