知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

JINS MEME BRIDGE

 この前、JINSさんの眼鏡型ウエアラ

ブル端末「JINS MEME」について書き

ました。

 

oukajinsugawa.hatenadiary.jp

 

 JINSさんでは、これに関連する、

JINS MEME BRIDGE Platform」という

のを発表していますね。

 

『JINS MEME BRIDGE Platform』を2月上旬より公開予定 | お知らせ | JINS - 眼鏡(メガネ・めがね)

 

 眼の動きでデバイス操作を可能にする

そうで、ALS(筋萎縮性索硬化症)患者や

ハンディキャップのみならず、カメラを操作

したり、いろいろな可能性を秘めているそう

です。

 

 調べると、この前の特許は出願が2012年

の5月29日と、2014年の12月2日だった

のですが、以下のように、2014年の4月14日に

集中的に、JINS MEME BRIDGE Platformの

出願をしていたんです。

 

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 これらの出願は、眼電位検出消費電力

対策(特開2015-202183)、眼電位検出

ユニット(特開2015-202185)、検出精度

アップ(特開2015-202187、202188、202197)、

バッテリー等の軽減対策(特開2015-202196)、

バッテリー熱対策(特開2015-202198)、

眼電位解析(特開2015-202199)、情報処理

(特開2015-203957)、ノイズ対策(特開

2015-205030)、瞬目検出方法(特開2015-

213734)、など一連の情報処理プラット

フォーム発明となっていますが、この一つ、

特開2015-213734「プログラム、情報処理

装置、及びアイウエア」は、以下のように

なっています。

 

【課題】

 適切に瞬目を検出すること。

 

【解決手段】

 プログラムであって、眼周辺に接触する

各電極により検出された眼電位に基づく

眼の垂直方向の動きを示す眼電図信号を

取得する取得ステップと、所定期間毎の

前記眼電図信号の最大値及び/又は

最小値、あるいは眼電図信号と眼電図

信号の所定時間前の眼電図信号との

差分信号の最大値及び/又は最小値を

記憶部に記憶する記憶ステップと、記憶部に

記憶された最大値及び/又は最小値を

用いて閾値を算出する閾値算出ステップと、

閾値を用いて、眼電図信号又は差分信号

から瞬目を検出する検出ステップと、を

コンピュータに実行させる。

 

 

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 今後、眼の動きだけで、スマホなども

操れるようになるのでしょうか?