知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

丸東産業さんの、まぜるっちゃん

 丸東産業株式会社さんは、設立1947年、

本社福岡県小郡市、資本金が1,807百万円、

連結売上高15,553百万円、連結従業員数

336名、事業内容は、複合(ラミネート

フィルム、グラビア印刷・製袋加工、

紙器、包装紙、ラベルシール、プラス

チック成型品・梱包資材、包装機械

ならびに産業機械等、農業関連資材・

園芸用品等となっており、会社四季報

(2016年第4集)によれば、食品包装

材料中堅、複合フィルム66%、単体

フィルム9%、容器9%、その他16%の

売上比率となっています。

 

 http://www.marutosangyo.co.jp/

 

・ 商標登録5880357

(登録日が2016年9月9日)

 

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 「まぜるっちゃん」というのが、何か?と

いうと、2種類の成分を別々の袋に入れて

おいて、使用直前に混ぜ合わせることが

できる包装袋なんです。

 

http://www.marutosangyo.co.jp/products-page_6.html

 

 この発明は、最近のものではなくて、

出願が2002年7月、特許4167019

「分割包装袋」なのですが、その後

ミシン目の改良や製造方法なども改良

していたようで、2016年の3月に、

分割包装フィルムとして発売されました。

 

 特許のほうは以下となっています。

 

【課題】

 外周シール部と仕切り用シール部の

シール強度が同一であっても、仕切り用

シール部から確実に剥離可能な分割包装

袋を得ること。

 

【解決手段】

 外周の全部又は一部に設けられた外周

シール部Aにより密封形成される分割

包装袋1であって、包装袋1内に表裏

包装用フィルム2,3を密着する仕切り用

シール部Bを設け、該仕切り用シール部

Bにより包装袋1を少なくとも2つの密封

領域X,Yに分割するように構成し、

仕切り用シール部Bに一方の密封領域

Xに向かう突出部5を形成する。

 

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