知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

山口さんちのエルマー・A・スペリー賞

 昔、「山口さんちのつとむくん」という歌が

ありましたが、こちらのほうは、エルマー・

A・スペリー賞受賞の山口琢磨さんの話

です。

 

 山口さんって誰だ?というのは、以下を

見てもらうこととして。

 

http://www.mrpartner.co.jp/business2014/local/01.html

 

 さらに、エルマー・A.スペリーって誰だ?と

いうのは以下の方だそうですよ。

 

エルマー・A. スペリーとは - コトバンク

 

 この山口さん、押し船連結装置で、この

賞をもらっているそうで、本日の所さんの

番組で紹介されるそうです。

(エルマー・A・スペリー賞とは、運送技術

発展に貢献した人に授与されるそうですが)

 

 ということで、酒を飲みながら馬鹿笑い

しながら番組を見る前に、今でも出されて

いる山口さんの特許などを下調べしておく

ことに致しましょう。

 

 検索してヒットしたものを見ると以下の

ようになっていました。

 

f:id:oukajinsugawa:20151007162411j:plain

 

 さらに昔のものはないかいな?ちゅう

ちゅうたこかいな?いかかいな?と調べると、

 

・ 特許10004616「押し船と艀との連結装置」  

 出願昭和47年(1972年)3月6日

 

・ 特許1145226「押し船と艀との連結装置」 

 出願昭和49年4月15日

 

・ 実登1684943「押し船と艀との連結装置」       

 出願昭和56年4月10日

 

などがありますね。

 

 その前にも、特願昭45-89682の「押し船と

艀との連結装置」というのもありますが、これを

改良して、「吃水に関係なく 簡単な操作に

よって両船を確実に連結でき、波浪中を

航行する際には押船と艀との相対的縦揺れ

運動を許容しないことで航行を安全かつ容易に

した」という、特許10004616の、「発明の

詳細な説明」を見てみましょう。

 

「本発明は押船船団等における押船と艀

(はしけ)との連結装置に関するもの」だ

そうで、以前は、「押船と艀との連結には

従来大部分はロープを使用する方法が

採用されているが、この方法では、波浪中を

航行する際に両船の接触部分、すなわち

艀の船尾と押船の船首との間の相対的

上下運動を防止することが不可能で、

そのため両船の間に設けられる緩衝材の

消耗がはげしく、またロープを掛ける位置に

よっては両船の相対的ピッチングによって

ロープに過大な張力が作用することがあり、

これらは押船船団の波浪中航行の困難で

あることの要因をなしている」んだ

そうです。

 

 ということで、これを解消するために、

上の特願昭45-89682が出願され、さらに

改良特許10004616につながったそうですよ。

 

 図を貼り付けると以下のようになりますが、

これだけではよくわかりませんので、まあ、

べろべろに酔っ払いながら、所さんの

番組で確認することと致しましょう。

 

f:id:oukajinsugawa:20151007162459j:plain

f:id:oukajinsugawa:20151007162523j:plain