知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

パテントマップ特許分析自動車自動運転編17  差し迫った場合の安全対策

 前回のIPCを見てみると、B60R21/01と

G08G1/16を除き、ほかの分類は、何かに

ぶつかったりした後の対応のようです。

 

・B60R21/01 ・差し迫った場合における安全装置  

・B60R21/00 交通危機の場合乗員又は歩行者を保護

・B60R21/16 ・・エアバッグ

・B60R21/0136 ・・・障害物との実際の接触に応答

・B60R22/46 ・・緊急時にベルトを引き締める手段

・G08G1/16 ・交通制御システムでの衝突防止

・B60R21/015 ・・乗客,シートの存在、位置を検知

・B60R21/0134 ・・・障害物との差し迫った接触に応答

・B60R22/48 ・ベルト等の正しい適用のための制御装置

・B60R21/34 ・歩行者等の保護

 

 ということなので、今回は、差し迫った場合に

おける安全装置B60R21/01にはどんなものが

あるのかを見てみることにして、G08G1/16

のほうは、G08G1/16全体のもので分析して

いきましょう。

 

 まずは、時系列で見てみると、以下のように、

減少傾向のようです。

 

 なぜ?というところですが、よくわかりません。

 

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 メーカーさんでは、やっぱりトヨタさんが

一番で、マツダさんなども研究をおこなって

いたようです。

 

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 それでは、Fタームのテーマコードから

詳細を調べることとして調べてみると、

以下のような内訳となっていました。

 

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 上のマップは、長くなるので、テーマ

コードを省いた説明のみにしてありますが、

衝突時の安全策のエアバッグ、シート

ベルト、座席、衝突時のボンネット構造

などもありますが、その前の差し迫った

場合の対応ではないと思いますので、

次の、Fタームの観点で調べてみる場合

には、これらを除いて調べてみましょう。

 

 ということで次回に続く