知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

介護用具の考案しましょ。。。。

www.47news.jp

 

 上のように、元県立高校校長の船木賢咲

さんという方が、介護用具で特許を取った、

という記事が出ています。

 

 どんな特許か調べると、以下のように、

特許発明ではなく、登録実用新案なんですね。

(まあ、知財の専門家にとっては、特許と

実用新案の違いは大きな違いで、発明と

考案という言葉も厳密に分けて使われ

ますが、関係ない方にとっては、どう

でもよいような、同じようなものなんで

しょう。)

 

・ 実登3201239「移乗補助装置及びこれを

含む自立援護システム」

 

【課題】

 安全に利用することができる移乗補助装置

及びこれを含む自立援護システムを提供する。

 

【解決手段】

 自立援護システム1は、居住空間に設置

されたベッド2と、ベッド2の近傍に設置された

トイレ3と、ベッド2とトイレ3との間に位置する

移乗補助装置4とを備える。移乗補助装置4は、

利用者の身体を載せることができる支持部

10と、支持部10の下面から延びる脚部と、

脚部に設けられたキャスター部30と、支持部

10の上面方向へ延びる把持部40とを含み、

脚部と床面とを連結する連結体を備える。

把持部40は、複数の棒体から構成され、

支持部10に交差する方向へ延びる縦棒体と、

縦棒体に交差する横棒体とを含む。

 

 

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・ 実登3201240「手摺り装置」

 

【課題】

  容易に設置することができ、かつ、設置

場所を選ばない手摺り装置を提供する。

 

【解決手段】

 手摺り装置1は、複数の手摺りユニット10を

備える。手摺りユニット10は、異なる形状を

有する直線ユニット20と、角ユニット30とを

備える。直線ユニット20は、ほぼ平行に対向

離間する一対の手摺り棒21と、手摺り棒21の

長さ方向Lへ離間するとともに手摺り棒21に

交差する方向へ延びる2本の支柱22と、

支柱22が接合された一対の枠体23と、

枠体23からその内側に延びる底面体24とを

含む。角ユニット30は、手摺り棒31と、

手摺り棒31に交差する方向へ延びる2本の

支柱32と、支柱32が接合された枠体33と、

枠体33内側に延びる底面体34とを含む。

 

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 必要は、発明の父???