知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

アドバンスト・メディアさんの、アミボイス・トランスガイド

 アドバンスト・メディアさんで、3か国語

(英語、中国語、韓国語)のリアルタイム

音声翻訳機、アミボイス・トランスガイド

(AmiVoice TransGuide)というのを

販売開始しましたね。

 

 2020年の東京オリンピックなどに向けて

力を入れていくそうです。

 

 株式会社アドバンスト・メディアさんは、

設立1997年、本社は東京の東池袋

資本金、約50億円、連結売上高が、

2,291百万円、連結従業員数157名、

事業内容は、音声認識ソリューション・

アプリケーション等。

 

https://www.advanced-media.co.jp/

 

 アドバンスト・メディアさんで、どんな

研究開発をおこなっているのかを出願

公開から調べると、音声認識、電子所見

記録システム、情報処理システム、

通話録音サーバ、入力支援、認証サーバ

等、情報処理の研究開発をおこなって

いるのがわかります。

 

 翻訳システムは、特開2006-048566

「携帯翻訳機および翻訳方法」となって

おり、

【課題】

 演算処理量が少なく、的確な翻訳文の

出力を可能とする携帯翻訳機および翻訳

方法を提供する。

【解決手段】

  翻訳対象データ入力手段2を介した翻訳

元言語による入力を、類似する内容の翻訳

先言語に翻訳する携帯翻訳機1であって、

所定のキーワードを記憶しているキーワード

記憶手段7と、前記翻訳元言語による翻訳

元例文を、所定の1個以上のキーワードに

関連づけて記憶している翻訳元例文記憶

手段8と、前記翻訳先言語による例文で

あって翻訳元例文と対応する翻訳先例文を

記憶している翻訳先例文記憶手段9を備え、

処理手段3は、前記キーワード記憶手段7に

記憶されているキーワードを、前記の翻訳

元言語による入力から検出すると、検出

されたキーワードが関連づけられている

翻訳元例文を前記翻訳元例文記憶手段8

から取り出し、前記翻訳先例文記憶手段9

から、この翻訳元例文と対応する翻訳先

例文を取り出す。

となっています。

 

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 残念ながら、この発明は、拒絶査定と

なっていますが、さらに改良をおこなって、

新しい翻訳機に昇華したのでしょう。

 

 今後、このような翻訳機を付けて、

外国の人をガイドする人が増えるのかも。