山岡孫吉さんって誰?
本日は、「知っとるけ?」シリーズです。
山岡孫吉さんて、知ってます?
すごい有名な会社の創業者の
方ですよ。
山岡孫吉さん・・・・・・。
名前からして古そうですよね。
この方は、1888年(明治21年)に
最初はガスの配管工をやっていたの
ですが、19歳で、ガス器具販売や
中古ガスエンジンの再生販売の
山岡瓦斯商会を開業し、中古エンジン
販売で大成功、1912年には、「山岡
発動機工作所」として、修理工場を
開設したんです。
した日本初の小型農業用石油エンジン
が大ヒットし、1929年に大阪であった
「原動機博覧会」を見てディーゼル
エンジンに着目したのですが、業績が
悪化。
ということで、「気晴らしでドイツに
視察旅行に行くか」、ということで、
1932年にライプチヒであった国際見本市で
エンジンの良さを再認識し、小型化を
思い立ったんです。
その後、試行錯誤ののち1933年に
世界初の小型ディーゼルエンジンを
完成させたんです。
特許は以下のように、なりますよ。
この会社、50年以上にわたり1社
提供で、天気予報をやっていました
ので、天気予報の音楽を聞けば、
「あー、あれね」とすぐわかりますよ。
どうです? どこの会社かわかった
でしょう?
え?、わからない?
それでは、どんな意匠登録が
あるのか見てみましょう。
どうです?わかったのでは?
それでは、えーい、おまけだという
ことで、登録商標は以下のように
なるんです。
そうなんです、ヤンマーさんの
創業者の方だったんですね。
山岡さん、豊作のしるしの「トンボ」
というのを商標登録しようとしたの
ですが、残念ながらすでに登録が
あり、トンボの親玉「ヤンマ」と山岡
を引っ掛けて、「ヤンマー」としたん
です。
したがって、ヤンマーさんの一番
以下となるんです。
ということで、「「トンボ」という
のを商標登録しようとしたが、すでに
登録があった」というのは、「とっきょ
Vol23」の冊子に書いてあったのですが、
このヤンマー登録の1920年より前の
「トンボ」関係の登録は以下の1916年
のものしかなくて、それも指定商品が
ビールとぶどう酒で、そのほかは、皆、
ヤンマー登録よりも遅いんです。
ヤンマーさんの指定商品は、動力伝達
装置等の機械器具ですので、全然指定
商品が違っており、混同のおそれは
ないと思いますので登録できたはず
なのですが、不思議ですね。
(当時の登録はあり、その後、継続しての
登録がなくなってしまったため、出て
来ないのかもしれません)