パテントマップ特許情報分析医療機器編 9 医療機器研究課題
それでは概要がわかりましたので、
さらに詳しく見て行きましょう。
以前に企業別の出願数を見てみましたが、
全体の中でどの程度の比率なのか見てみま
しょう。
表示させる企業は出願上位10社+イン
テュィティとします。
上位10社で、3分の1程度を占めていて、
結構な割合だなともいえるし、逆にいうと、他の
企業でも活発に研究開発がおこなわれてるん
だなともいえるでしょう。
これらの企業の出願の活発さを毎年の
百分率で示すと以下になります。
最初は、オリンパスさんの比率がダントツ
でしたが、徐々にコヴィディエンが出願を
伸ばしてきていますね。
さらに日本メーカーの出願比率も下がって
来ていますので、「どげんかせんといかん!」
というところでしょうか。
それでは、技術開発内容は時系列でどの
ように変化しているのでしょう。
上のマップは、FI記号 vs 年で取って
いますが、FI記号の説明文を一緒にすると
見にくくなるため、別々にしてあります。
まず、見てみると、全般的な手術用機器と
いうのは減少傾向のようで、電気外科的装置
が最近の研究課題のようです。
骨や関節関係も安定してきた感じですね。
検査、診断機器は一息ついたのでしょうか。
A61B19/00の手術補助具はいまだに
課題とみえて減少はしていないようですが、
この前はどんなものがあるのかは見て
いないので見てみましょう。
上記がその内容となりますが、"ろくぶて"
やマスクだけでなく、照明器具(無影灯
なのでしょう)や手術用顕微鏡などいろ
いろありますので、まだまだ研究課題と
して残っていそうです。