知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

パテントマップ特許情報分析編3   酒の精

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 前回の続きです。

  

 調べると、酒造りを支援するために、明治

 時代に国立醸造研究所というのが設立され、

 これがいろいろ名前が変わって、今の酒類

 総合研究所となったそうです。

  

独立行政法人 酒類総合研究所

  

 国を挙げて「酒」について研究していたとは 

驚きです。

  

 ということで、国税庁長官とその上にある 

酒類総合研究所がどんな研究をしている

のかは後で見ることにしましょう。

 

 そのほかに、あきらかに日本酒メーカー

 さんと違うビール屋さんとか、醤油屋さん

 とか、機械メーカーさんとかがあります。

  

 これらも後で分析することとして、完全な

 日本酒メーカーさんだけでどんなことを

 しているのかを見て行きましょう。

  

 これをランキングマップに表したのが

 上のマップになります。

  

 見ると、特許出願は非常に少ないのが

 わかります。

  

 酒屋さんというのは、知財で保護する

 というのはあまりないようです。

  

 この前の佐藤食品工業さんもそうでした。

  

 食品業界の方にお話を伺うと、知財戦略 

を積極的に推進するというのは今まで

あまりなかったそうです。

 

 ただし、機能性食品や機能性飲料で

 ひとたび知財関係で抑えられてしまうと、

 同種の食品が出せなくなるという事態に

 直面することとなりましたので、考え方も

 徐々に変わってきているようです。

  

 尚、合同酒精はオエノンホール

 ディングスの子会社です。