知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

パテントマップ特許情報分析編2  COVIDIENとは?

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 それでは、まずはまとめとして、今まで出てきた

プレイヤーをまとめてみます。 Given Imaging

COVIDIENに買収されるのではないかという記事が

出て来ましたので、COVIDIENも調べてみました。

 

 表には書かれていませんが、Given Imagiing

日本販売で富士フイルムとも販売提携等をおこ

なっています。

 

富士フイルム ギブン・イメージング社のカプセル内視鏡の国内販売を開始 : ニュースリリース | 富士フイルム

 

カプセル内視鏡 | 富士フイルム

 

 Forbesと書いてある欄は、2013年のForbes Global 

2000ランキングです。

 

The World's Biggest Companies - Forbes

 

 COVIDIENというのは我々にとって耳慣れない

(私だけ?)企業なので、Forbesランキングを

調べています。 上記表の中では、唯一、

ランキングに入っています。

 

 尚、Forbes Global 2000ランキングというのは

売り上げだけでなく、企業規模に対する印象、

売上、利益、資産、市場価値を加味してランキング

したものです。 国別で行くとトップ3US 543企業、

日本 251企業、中国 136企業となります。

 

 中国恐るべし!!

 

  日本の企業ではトヨタ31位、不景気のあおりで

ソニー506位、パナソニックは、557位で、注目

すべきはSAMSUNG2013年は20位に入りました。 

 

  SAMSUNGもさらに恐るべし!!!

 

  それでは、もう少しCOVIDIENを調べてみましょう。 

上記の表を見ると、日本円にしても1兆円企業であり、

大企業であるのがよくわかります。

 

  オリンパスと売り上げが近いので、比較するのに

ちょうどよいので、財務状況の比較をしてCOVIDIEN

探りましょう。

 

  使用するのは、オリンパスは日本の有価証券

報告書、COVIDIENはアメリカのAnnual Securities

Reportで、連結で、この情報をもとにグラフを作成

してみます。 

 

  最終決算期は、オリンパス20133月、COVIDIEN

20129月です。

 

 ちょっと乱暴ですが、為替の影響は考えないことと

して、計算しやすく100/$で日本円に換算すること

にし、それぞれ5年間を比較します。

 

 今まで、特許関係の話をしていたのに何で財務

分析の話になるんだと言っておいでの方もおられると

思いますが、知財についての分析をおこない、提携先を

探すとか、M&A企業を探す、さらには知財戦略を練ると

いうときには、財務分析も必要です。

 

 ということで、少しお付き合いください。

 

 次回へ続く