知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

パテントマップ特許分析スマホ編 19  クアルコム(Qualcomm)

 今回はクアルコムさんです。 

 

 日本での出願公開は2012年から急速に

増加していますので、2010年頃から日本

出願を重視し始めたのでしょうか?

 

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 これを確認するために、USでの公開

情報を調べると、以下のように徐々に増加

していて、2012年公開から公開から増加して

いるわけではありませんので、クアルコム

さん、やはり2010年頃から日本の市場を

重視し始めたようです。

 

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 それでは、日本出願に戻って、どんな

技術が多いんだ?というと以下のように

なっています。

 

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 クアルコムさん、通信、半導体屋さんです

ので、やはり電気関係が多いようです。

 (会社情報は、このシリーズの2回目を

見てください)

 

 この電気関係と物理関係をさらに見て

みると、以下のように、他のスマホメーカー

さんとは毛色が違って、やはり、スマホなどが

必要な、ネットワーク通信基地などの技術

開発をおこなっているんですね。

 

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 これを時系列で見てみると、通信関係

全般に渡って、研究開発が持続されて

いるようです。

 (H04WがN/Aとなっていますが、無線

通信ネットワーク関係です。)

 

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 ということで、あとはグーグルさんが

残っていますが、海外特許出願で分析を

おこなっていますので、グーグルさんは

そちらで詳しく見ることにして、あまり

詳しく分析すると怒られる可能性があり

ますので、スマホ関係を簡単に見て

来ましたが、今年は、どんな新製品が

出てくるのでしょう。

 

 音声認識技術などが発達するとともに、

IoTとの境目がなくなってくるのかも知れ

ませんね。

 

 期待して見て行くことに致しましょう。