回転寿司、おいしいですよね。
昔はお寿司というと高いものと
相場が決まっていましたが、回転
寿司が出てきて、寿司も身近なもの
になりました。
（もっと昔の江戸時代は、屋台で
つまむファストフードだった
という話もありますが）
回転寿司が、いつできたかというのを
ウイキなどで調べると、大阪の白石
義明さんという方が、「コンベヤ附
調理食台」というのを1962年12月
6日に実用新案登録したというのが
書かれています。
それじゃー、どんな実用新案登録なの
かいな、と調べると、どの記事を調べても、
ウイキとまったく同じ文言が出てくる
だけでした。
ということなので、このブログは、
ウエブで出ていないんなら自分で調べて
内容を載っけてしまおうというブログ
なので、ちょっと調べてみましょう。
調べると、この登録は、IPDLの文献
蓄積情報範囲外で、普通の調べ方では
調べられず、だからウエブを探しても
出て来ないんですね。
ということで、調べられないものは
力づくで調べてしまおうという王花陣
ですので、ちょっと秘密の調べ方で
調べてみましょう。
（なんか、大層な話になってきましたね）
それではそれではということで、ちゅう
ちゅうタコかいな、イカかいな、昨日の
秘密のアッコちゃんつながりで、「テクマク
マヤコン、テクマクマヤコン、コンベヤ附
調理食台になーれ」と念じると、以下の
ようになりました。
昭35-6240、実用新案出願公告昭37-
18526「コンベヤ附調理食台」、公告が
昭和37年7月24日にされて、昭和
37年（1962年）の12月6日に無事
登録されたわけです。
尚、公告ってなんだ？というのは
以下を見てください。
また、白石さんは、ほかにも、以下の
ようなものが、ありますよ。
ところで、回転寿司業界というのは
どういうふうになっているのでしょう。
ちょっと調べてみましょう。
調べると、スシローと、カッパ寿司、
くら寿司さんが3大巨頭？？のようです。
（売り上げで話していますので、店舗
数で分けるとまた違ったものになる
ようですが）
売り上げなどの比較も、決算期などが
違っており一概には比較はできないの
ですが、エイヤーと割り切って比較を
すると以下のようになりました。
数字とかは、スシローさんはホーム
ページから、くら寿司さんは有価証券
報告書（平成26年10月期。 ホーム
ページに載っている数字は古いです）、
カッパ寿司さんは有価証券報告書
（平成26年2月期）から調べています。
店舗数などはしょっちゅう変化します
ので、一番新しいと思われる数字です。
2012年まではカッパ寿司さんが
くら寿司さんより売上げが大きかった
のですが、最近調子が悪く（経常
損益が赤です）、2013年は逆転
されてしまいました。
カッパ寿司さんは調子が悪いので、
つい最近、買収の話が出ましたよね。
実は、このほかに、はま寿司さんと
いう、本社が東京の回転寿司屋さんが
あり、340程度の店舗数です。
（設立2002年、正社員408名）
http://www.hamazushi.com/hamazushi/index.html
ここは、株式会社ゼンショー
ホールディングスの100％出資の
会社で、ゼンショーさん全体の
連結売上高4683億円から、回転
寿司などの店舗の売上を計算すると、
約829億円となるのですが、回転寿司
店舗以外も含まれていますので、
よくわかりません。
回転寿司屋さんは、単価が下がって
いるので、最近は、女性向けや、
個室での寿司提供など、客単価を
いかに上げるかが課題のようですよ。
ということで長くなってしまい
ましたので、現在の、回転寿司の
コンベアメーカーさんを調べて
おしまいに致しましょう。
IPDLで回転寿司関係を調べると、
約半数の出願が「株式会社石野
製作所」さんで、2位は日本クレ
セント株式会社が全体の4分の
1程度となります。
（回転寿司関係を調べるときは、
IPCのA47G23/08：テーブル用
食物輸送装置；動きうるまたは
回転しうる食物給仕装置、という
のをメインで検索することに
なります）
残念ながら、日本クレセントは
倒産してしまいましたが、石野真子
ちゃんは以下となります。
（石野製作所さんですね）
回転寿司コンベアシステム最大手
資本金5,000万円 本社金沢市
石野製作所は石野グループの製造部門
事業内容は
1.寿司コンベアシステム製造
2.周辺機器（寿司握り機、皿洗浄機）製造
3.焼成機（ガス、遠赤外線）製造
4.食品加工機械の製造
ということで、バレンタインデー
に、回転寿司はいかがですか？
（回転寿司業界のまわしものでは
ありませんので、念のため）
