カレーパンおいしいですよね。
子供の頃も大好きでしたが、大人に
なっても大好きです。
特に、私など、ど田舎の生まれで、
パンなど家ではほとんど食べることが
なく、パンを食べることができるのは
小学校ぐらいしかありませんでした。
よく、現在お年を召した方が、
コッペパンがまずかったとか、脱脂
粉乳がとても飲めたもんではなかった
とかテレビで言っていますが、私は
家でそんなおいしいものを飲んだことが
大好きでした。
（その当時、そのパンをコッペパンと
いうのも知りませんでしたが）
当時、学校を休んだ人には、パンを
家まで届けに行っていましたが、その
ような風習は福島だけだったんでしょうか。
その当時、カレーが入っているパンが
学校の給食で出て来たのかよくわかりま
せんが、カレーパンて、いつ頃できたん
でしょう？
洋食では、パンと、カレーというのは
一般的ですが、これを一緒にしてしまうと
いうのはなかなかよく考えたものです。
私も英国に住んでいましたし、その
ほかにもいろいろ海外に出張、旅行を
しましたが、外国でカレーパンというのを
食べたことがありませんでした。
インド料理でも、カレーとナンは別々に
出てくるので、パンにカレーを入れて
しまうというのは、日本独特なので
しょうか。
ハンバーガーや、ホットドッグ、
サンドウィッチなど、パンにほかの具を
挟むというのは結構ありますが。
話は違いますが、サンドウィッチは
サンドウィッチ伯爵が発明したという
話になっていますが、それ以前から
パンにいろいろなものを挟んで食べて
いたんですってね。
発明1001によると、紀元前1000年前
ごろから食べられていたんだそうです。
ということで、話を戻して、本日は
カレーパンの話です。
この前、フジテレビのぶらぶらサタデー
という番組で、元祖カレーパンというのを
やっていました。
半蔵門線から便利な森下・清澄白川に
ある「カトレア」というお店屋さんだ
そうです。
私は田舎ものなので、森下・清澄白川と
言われても、どこにあるのか知りませんです。
はい。
東京に住んでいる人にとっては、「あー、
あそこね」とすぐにわかるのでしょう。
（江戸っ子だったら、あそこと言わず、
「あすこ」と言うのかもしれませんが）
なぜ、元祖とうたっているかというと、
店主のお父さんが、昭和の初めに実用
新案を取得したからなんだそうです。
どんな実用新案になっているかと
いうと、以下のようになっています。
内容は、カレーパンを包含する洋食
パンになっており、芯に洋食を入れた
パンを油で揚げるんですね。
（中身が和食じゃダメなんでしょうか？
・・・というのは置いておいて）
出願は昭和2年で、公告がその7月14日に
なっています。
カトレアさんの本名は中田さんだったん
ですね。
実用新案出願公告となっていますが、
公告って何なんでしょう？
広告打つんでしょうか？
ということで、調べてみると、現在の
実用新案法では、無審査主義といって、
方式審査のみがおこなわれ（ちゃんと
明細書があるか？とか調べることです）、
ちゃんとしていれば、新規性とか進歩性を
審査せずに登録されることになっています。
しかし、平成5年までは、特許と同じ
ように審査がされており、この審査を
パスすれば、公開（公告と呼ばれます）
され、一定期間に、「それ、なんかおか
しくね？」という異議申し立てがなければ
登録されるようになっていました。
（そのほかにも、いろいろ細かい話が
ありますが、省略します）
ということで、このような古い実用
新案をどのように調べるかというと、
残念ながら古すぎてIPDLの公報テキスト
検索では調べることができません。
「じゃー、王花陣、おめーどうやって
調べたんだよー」ということですが、公告
番号がわかっていれば調べることができ
るんです。
（公報テキスト検索で調べることができないと
いうだけで、実は、番号がわかっていなくても、
調べることができる秘密の？？調べ方がある
のですが、それは、またの機会に譲りましょう）
私はテレビを見ていましたので、画面に
公告番号が一瞬映りましたので、この番号を
すばやく書き留めておきました。
ということで、IPDLは以下のように
なります。
カトレアさん、テレビで取り上げられ
ましたので、今頃大混雑かもしれませんね。
