知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

沖縄美ら海水族館

 今回はポリ公シリーズの、ポリウレ

タンです。(すんません、警察に怒られて

しまいますね。 ポリ公ではなく、

ポリシリーズです)

 

 イノアック知ってます?

 

 「なんだそれ?」というところですが、

愛知県新城市にある株式会社イノアック

コーポレーションという会社では、ウレタン

製品を製造しています。

 

http://www.inoac.co.jp/ja/index.html

 

 上記HPでも、最初に、「日本で初めて

ウレタン発泡して60周年」と書かれて

います。

 

(私など、発泡と聞くと、「発泡酒か?」と

のどがごくりと動いてしまいますが)

 

 売上を見ると、1629億円となっています

のでお金持ちですね。

 

 本社とは別にある東京本社は、品川の

大崎ウェストシティビル4階となっていますが、

このビルは何年か前に大崎駅前の再開発

で建てられたビルだと思いますので、最近

入居したのでは?と思います。

 

(お前のような田舎もんが東京のことわかる

のかよ!!というところですが、まあ、田舎

もんでもわかるものがあるんです。 えへん)

 

 ポリウレタンは、台所やマットレスに

使われているそうですが、HPの「素材から

探す」というところで、ウレタンをクリックすると、

出ました出ました、シール、吸音/遮音、

環境、軽量、防振、断熱、加熱、保護、

導電!!などなどいろいろなものに

使われているようです。

 

 「分野、業界から探す」のほうをクリックすると、

全部が全部ポリウレタンではないですが、

自動車、二輪、情報機器、住宅・建材、インフラ、

医療・介護福祉、粧材、生活用品、寝具家具

などなど、こちらもいろいろありそうです。

 

 ポリウレタンの特徴は吸水性と弾力性が

高いことなんだそうですね。

 

 作り方は簡単で、たとえば、ウレタン

原料の「ポリオール」と「イソシアート」を

混ぜて待つこと数秒、ぶくぶくと泡立ち

膨らみはじめ、あっというまに白髪の

おじいさん、ならぬ、スポンジができあがり

ます。(原理は簡単でも、製造するには

いろいろ大変でしょう)

 

 先ほど書いた、保護材料のハンガー

肩あてクッション材や車のシートなどに

使われています。

  

 得意のIPDLで調べると、毎年300件

以上の特許出願をしていて、55%がプラ

スチック・有機高分子関係の加工、40%

が運輸関係、家具関係が11%と続きます。

(筆頭分類で調べていないため、100%

以上になります)

 

 といろいろ書いていますが、テレビの

受け売りで、静岡市の富士ゴム産業株式

会社さんというところは、水耕栽培用ポリ

ウレタンを製造販売しているそうです。 

 

 野菜工場などで使われているんですね。

 

 吸水性というのを生かしているんでしょう。

 

http://www.fujigomu.co.jp/

 

 上記のHPを見ると、いろんな用途が

あるんです。

 

 話は違いますが、陸上トラックの素材って

知ってます?

 

 2020年に東京五輪が開催されますが、

1964年の東京五輪当時の国立競技場の

トラックは土を焼いて(赤土ですね)固めた

アンツーカーでした。

(いかにも、という感じで書いていますが、

私はその当時を知りません。 ・・・はい)

 

 これには雨水の排水という問題があり、

次のメキシコオリンピックでは、弾力性が

よく、吸収性のよい、ポリウレタン製

(出た!!)の全天候型のトラックに

切り変わりました。

 

 これは、表面に滑り止め防止用のウレタン

チップをまぶす方式でした。

 

 その後、表面のポリウレタンも、均一で

安定して反発するほうが走りやすいという

ことで、91年ごろからは、エンボス仕上げに

なりました。(凸凹仕上げですね)

 

 2007年には、適度にたわんで衝撃を

吸収するのがいいんだ!ということで、

ウレタンに骨材を入れたトラックが開発

されました。

 

 陸上トラックも知らない間に進化しており、

いつの間にかポリウレタンが使われており、

その後、いろいろ変遷があったのですが、

いまだにポリウレタン製です。

 

 2020年の東京オリンピックではどのような

競技場になっているのでしょう?

(現在設計段階だと思いますが)

 

 したがって、短距離用のスパイクも、アン

ツーカー時代は、しっかり土にピンが突き

刺さるようにとがった金属ピンでしたが、

現在は、ウレタンからの反発を利用しやすい

ように、ピン先は鋭くないようになっています。

 

 ということで、次は、ポリスチレンです。

 

 ポリスチレン、すなわち、発泡スチロール

ですね。

 

 発泡スチロールを体に巻いておくとあった

かいですよね。(お前は浮浪者か?という

ところですが。 そーなんです。 ふらふら

していて酒の飲みすぎで浮浪者の一歩

手前なんです)

 

 なんであったかいかというと、原料のポリ

スチレンの粒粒には空気がたくさん含まれて

おり(98%が空気と言われています)、この

せいで、あったかいし、軽いということに

なります。

 

 つまり保温性がよいということで、この理由で

魚を入れる箱は、発泡スチロールでできているん

ですね。

 

 話は違いますが、水族館の水槽などにも

アクリル樹脂が使われており(ポリメタクリル

酸メチルです)下記のように沖縄美ら海水族館

で使われており、このブログでも何度も

登場する、ものづくり日本大賞ももらって

いるようです。

(沖縄美ら・海水族館か、沖縄美ら海・水族館

なのか?、私にとっては非常に謎です)

 

http://www.monodzukuri.meti.go.jp/backnumber/01/04.html