パテントマップ特許情報分析ロボットスーツ編 17 海外編2 USPCを調べてみよう
それでは、今回は、米国特許分類の
使い方の説明も兼ねて調べて行って
みましょう。
前回調べた文献には、USPCとして
601/35などが付されていました。
ということなので、まずはこれが何なの
か?というところから調べてみましょう。
いろいろな調べ方がありますが、まずは、
以下を開いてみましょうかね。
http://www.uspto.gov/web/patents/classification/selectnumwithtitle.htm
USPCは国際特許分類のICPから調べたり、
言葉から調べたりいろいろできるのですが、
今回は前回調べた601/35で調べましょう。
(直接上記の米国特許分類を打ちこむ
方法もありますよ)
ここで、「Class Schedule」ってなんじゃい?
ということになるわけですが、クラスルームの
スケジュール表が出てくるわけではないん
です。
実は、スケジュールっていう英語には、
一覧表という意味もあって、一覧表を
見ることができるっていうことなんですね。
ということなので、画面をずーっと下の
ほうにスクロールしていって、601「surgery:
kinestitherapy」(外科的運動療法ですね)
というところの「Go」をクリック致しましょう。
そうすると、上のほうに、「このクラスはクラス
128も関係するんだぞ」、などと書かれていますが、
シカトして(王花陣は、しっかり調べないから
いけないわけですが)、35を調べると、
「Pair of Legs」の外科的運動療法なんですね。
いろいろ点々が打たれていますが、日本の
PMGSとおんなじで、細分類を示していますよ。
ということで、今回は下肢関係の601/33から
35までと、前回調べて付されていた601/5
「Means for passive movement of disabled ]
extremity to return natural range of motion」、
及び、「exoskeleton」というワードが入っている
もので調べてみましょう。
(そのほかのUSPCも付されていますが、
えいやーっと切り捨てましょう)
調べるのはUS出願公開で、出願年が
2005年からです。
そうすると、私の検索時点で741件が
ヒットしてきました。
出願人は以下となります。
山海先生の筑波大学もありますね。
米国では、出願人が発明者でなければ
ならないといった関係上、出願人が発明者
となっているものが多く、ホンダさん以外、
法人は非常に少ない結果となっています。
(ただーし、法律が改正されて、2012年
9月16日以降は、発明者でなくても
発明者からの法人などの譲受人が特許
出願をすることができるようになって
います。 ただし、いろいろ手続きが
必要ですよ)
それでは内容を見てみましょう。
米国の出願なので、米国特許分類で
調べると、以下のような結果になって
いますので、10件以上の上位のものを
表にしてみました。
(一つの文献に複数の特許分類が付され
ているのが一般的なので、文献ヒット件数
よりもトータル件数は多くなっています)
次回は、これらの中身を覗いていって
みましょう。