登録されることが決まった」という記事が
新聞に出ていました。
乗り物が立体商標に登録されるのは
国内初なんだそうですね。
ここで、立体商標って何？という話になり
ますが、詳細は次の知財戦略中級編で取り
挙げる予定なので、ここはさらっと行きま
しょう。
「ペコちゃん」人形ってご存知ですよね。
（ポコちゃん人形もありますが） あれが立体
商標です。
他の商品（サービスもあります）と区別する
ために商標というのを用いるわけですが、それの
立体版です。
冒頭がそのペコちゃんの登録公報です。
字が小さく読みにくいかもしれませんが、
立体商標と書かれています。
（ちなみに商標登録4157615はポコちゃんです）
スーパーカブに話を戻しますが、私が検索した
時点では、まだ登録公報は発行されていません
でした。
新聞などによると、出願したものの、「登録して
やんない」と言われてしまい、「なんとかお願い
しますよ」とお願い出て、ようやく認められた
そうです。
（拒絶査定不服審判といいます。 なぜ認められ
なかったのかとか、拒絶査定不服審判についても、
知財戦略中級編で取り上げますので、ここも
さらっと行ってしまいます）
ということで、どんな経緯だったのかを、どう
すれば調べられるのでしょうか。
高度な検索方法もあるのですが、ここは
原点に立ち返り、一番ベーシックなところで
調べてみましょう。
まずホンダの正式名称を調べます。
本田技研工業株式会社ですね。
以下のように進みます。 「名称の完全一致、
前方一致などは以前に説明しましたので、
見てください」と書こうとして、まだ説明していない
ことにはたと、気が付きました。
商標検索での出願人の名称の入れ方は、
そのうち説明しますので、まあ、こんなもんだ
ということで、読んでください。
この後、「検索実行」を押すと、192件という
画面が出てきますので、その画面の「一覧
表示」というのを押すと一覧表示画面が出て
きます。
（私の検索のときは192件でしたが、皆さんが
検索するときには違っているかもしれません）
一覧表示画面は、50件ずつ出てきて、登録
されたものが先に出てきて、まだ登録されて
いない出願は後ろのほうに出てきます。
ということで、一番最後の画面は、以下の
ようになります。
（私の検索のときはまだ登録公報が出ておらず、
以下の画面でしたが、皆さんが検索するときには、
登録となっているかもしれません）
この【図有】というのをクリックすると、以下に
なり、スーパーカブの出願であることがわかります。
ここで出願がわかりましたので、その後はどう
なのよというのを調べることができます。
普通は違う調べ方をするのですが、今回は、
新聞で結果がわかっていますので、簡単な調べ
方をしてみましょう。
まず、審決速報というのを見てみましょう。
商標なので、商標のところをチェックし、
出願番号を入れましょう。
そうすると、以下のような内容が出てきます。
そうですね、新聞などに書かれているように、
特許庁では、「おう、わかった！！ じゃあ、
登録させてあげよう」となったのがわかります。
（下のほうに理由が長々と書かれています）
審判や、立体商標、検索方法などは、そのうち
取り上げますので、今回はこの辺で。
