知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

国民総背番号制??

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 前回は困ったところで終わりましたが、

それでは解決策を考えてみましょう。

 

  実はあるんです。     解決方法が!!

 

  IPDLの「出願人/権利者」というところの

「▼」マークを押すと、いろいろな項目が

出て来ます。

 

 ここの「出願人/権利者」のすぐ下に「申請人

識別番号」というのがあります。

 

  そーなんです。 出願人には、みんな違った

識別番号がつけられているのです。

  

 国民総背番号制!?  

 

 ・・・ちょっと違います。

 

 ということで、これを使えば、分けて検索する

ことができます。

 

  それでは、識別番号というのをどのように

して調べればよいのでしょう。何かの手段で

直接検索できるのでしょうか。

  

 実は、IPDLも直接検索できるまでは親切では

ありません。

 

http://www9.ipdl.inpit.go.jp/index.html

 

IPDLの上記のサイトに入ると、FAQが出て

来るので、キーワードのところに、「識別番号」

と打ち込むと、

 

 「特許庁もそこまで面倒見切れないから

(そうは書いてありませんが)、「佐藤食品

工業株式会社」で検索してね。そうすると、

公報の中に【識別番号】という項目がある

んで、それで自分で勝手に調べてね」 

 

 という回答が出て来ます。

  

 ということで、自分で勝手に公報を見てみると、

新潟のほうの識別番号は「391042368」で、

愛知のほうは、「596076698」でした。

  

 これで、分別して検索できますので、検索

してみると、上記でした。(私は商用DBを

使いましたが、IPDLで検索する場合は

「申請人識別番号」という項目にして、

識別番号数字を打ち込んでください)

 

  ほとんどの出願は、愛知の佐藤食品

工業からだったのですね。

  

 このように、会社名が同じ場合があり

ますので、会社名で検索する場合には、

特許情報以外の情報もよく調べてから

検索しないと、間違った分析になることが

ありますので注意しましょう。