知財アナリストのひとりごと

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J-PlatPatを使い倒そう その26 特実・意・商での出願人検索方法の違いを知ろう!

 今まで、特許・実用新案関係の検索方法を

メインで調べて来ましたが、今回は、特実・

意・商でインプットの違いを横断的に調べて

みましょう。

 

 と言っても、特実検索画面と、意匠検索画面

では、それほどインプット方法で大きな違いは

ないでしょう。

 

 すなわち、出願人や、発明者(考案者(実新)、

創作者(意匠))、キーワードでの入れ方は、たと

えば、「日本」と出願人で入れると、日本板硝子

日本電信電話日本ゼオン日本精工、大日本

印刷、日本電気日本碍子、などなど、これでも

かというぐらい出て来て、「日本」を含む出願人を

検索してくれる、部分一致検索です。

 

 また、何もしないで、2つの言葉を以下のように

入れると、論理和での検索(or検索)をしてくれて、

「東京」か、「東洋」を含む出願人を検索して

くれます。

 

特許・実用新案テキスト検索(入力画面)|J-PlatPat

 

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 上では、三菱レイヨン株式会社もヒットしていて、

「東京や東洋なんて、一つも入ってねーじゃん、

とんでもハップン(古いですね)。」となるわけ

ですが、「他」というのも書いてあり、以下の

ように、ちゃんと、東洋紡さんがヒットしています。

 

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 ということで、特実検索の場合には、筆頭出願人

や、筆頭発明者での検索が可能で、以下のように

「|」を入れてやると、筆頭者で検索をしてくれ

ます。(もちろん、キーワードでの検索では

筆頭キーワード検索というのはありません)

 

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 ということなのですが、今回の目的である、

特実・意・商でのインプットの違いを調べると、

意匠や、商標では、筆頭者での検索をおこ

なおうとすると、「そんなのないもんねー」と

言われてしまいます。

 

 さらに、商標検索画面での出願人検索画面

では、完全一致検索となっており、前方一致や

後方一致検索のために、「?」を入れてあげる

ことにしましょう。

 

 

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