知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

パテントマップ特許分析スマホ編 6  GUIの技術詳細

 ということで、前回は以下のように、

G06F3「計算機で処理しうる形式に

データを変換するための入力装置;

処理ユニットから出力ユニットへ

データを転送するための出力装置,

例.インタフェース装置」の内容を以下

のように調べてみました。

 

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 今回は、さらにG063F3/048のGUI

処理ではどんなことがおこなわれるのかを

調べてみましょう。

 

 まずは、FIのさらに下位分類の「展開

記号」で調べてみましょう。

 

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 そうすると一番多いのは編集処理、

スクロールやガイダンスやメニュー

表示、アイコンマルチウインドウ化

など、我々がいつも気にせずお世話に

なっている処理は、涙ぐましい??

研究開発成果だということがわかります。

(マップの説明文が長くなるのでFI記号は

省略しています)

 

 もう一つのタッチスクリーンやタッチパッド

処理にはどのようなものがあるのかも

調べておきましょう。

 

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 上は、デジタイザー一般は除いて

いますが、そのほかは、位置検知や、

触ったときの感触、複数タッチの判別

などが研究されているようです。

 

 それでは、今度は、Fタームで調べて

みましょう。

 

 テーマの「デジタル計算機のユーザ

インターフェイス」というのには、5E501と

いうものと新しい5E555というものがあり

ますが、今回は5E501を使って何をねらって

の研究開発か分析してみます。

 

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 上のマップのその他には、障碍者対策、

注目箇所表示、誤操作防止、娯楽性向上、

付加情報伝達、複数操作者対応、高速化

などが含まれます。

 

 ということで、それでは、逆に、G06F3

のインタフェース装置はどのような企業が

研究しているのか、調べてみましょう。

 

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 上のマップは2010年からの出願を調べて

いますが、日本の名だたる電気屋さんは

すべて研究開発してるんですね。

 

 直近の20件を貼り付けると以下のような

ものとなっています。

 

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