知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

大日本除虫菊株式会社と大日本除蟲菊株式会社

 それでは、今回は、以前にちょっと

書いた大日本除虫菊株式会社さんです。

 

 有名ですね。

 

 どこの家でも必ずこの製品は持って

いるでしょう。

 

 「どこの会社だ、それ??って言った

人いませんか?」

 

 はえはえカカカ、キンチョールですね。

 

 「キンチョーの夏」、でもいいですが。

 

 今では、「虫コナーズ」でしょうかね。

 

http://www.kincho.co.jp/

 

 ということで、得意のプラピ(J-PlatPat)で

出願人は「大日本除虫菊株式会社」さんで

出願公開検索をしてみるわけですが、

あんれー?? おかしいですね、特開

平09-188832が最後で、その後の出願

公開が全くないんですね。

 

 キンチョーさん、研究開発をやめて

しまったんでしょうか?

 

 というわけで、得意の申請人識別番号を

入れてあげるわけです。

 

 識別番号とは何か?というのは以下を

見てください。

 

oukajinsugawa.hatenadiary.jp

 

 識別番号は、たとえば、検索した文献の、

以下のところに書いてありますよ。

 

f:id:oukajinsugawa:20150513124410j:plain

 

 ということで、気を取り直して、プラピさん、

識別番号でお願いね!と念じると、2015年

出願公開も含めて556件も出てきました。

 

 何でかな?と見てみると、1996年に、

特許庁への登録名を、隠れてこっそり?、

大日本除虫菊株式会社」から「大日本

除蟲菊株式会社」にしていたんですね。

(会社名が変更されても、普通、識別

番号は変更されませんので、便利です)

 

 HPの会社の正式名称は「大日本除虫菊

株式会社」のままなのに、「ずるい!!」

というのはおいておいて、それでは、キンチョー

さんはどんな会社なのか見てみると、

創業1885年(明治の18年です)、本社は

大阪、資本金4億4千万円、売上高が

320億円、従業員数498人、事業内容は、

家庭用殺虫剤、衣料用防虫剤、家庭用

洗浄剤、 防疫用殺虫剤、トイレタリー

製品の製造および販売。

 

 ちなみに、大阪市西区土佐堀にある

本社ビルには、「大日本除蟲菊株式会社」

と掲げられているそうです。

(私は行ったことがないので、又聞きです。

すんません)

 

 下の、消費者庁から怒られたNews Release

でも、「大日本除蟲菊株式会社」となって

いますので、こちらのほうが正式名称なので

しょう。

 

http://www.caa.go.jp/representation/pdf/150220premiums_1.pdf#search='%E5%A4%A7%E6%97%A5%E6%9C%AC%E9%99%A4%E8%9F%B2%E8%8F%8A%E6%A0%AA%E5%BC%8F%E4%BC%9A%E7%A4%BE'

 

 しかし、下の、「表示事項を是正しまっせ」

という自身からのお知らせでは、「大日本除虫菊

株式会社」になっていて、????ですね。

 

http://www.kincho.co.jp/top/img/release_20150220.pdf

 

 ということで、気を取り直して、キンチョー

さん、どんな知財活動をしているのか見て

みましょう。

 

 以下は2005年からの特許出願の上位

12位までの内訳ですが、すべて虫さん

対策で、研究開発は、ぶれていませんね。

(字が小さくてすみません)

 

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 意匠のほうも見てみると、585件も

出てきてしまいましたので、最近の

ものは、以下のようになっていました。

 

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 商標のほうも、「大日本除蟲菊株式

会社」も、「大日本除虫菊株式会社」でも、

両方とも500件以上出てきますので、

以下のようにプラピさんに、一篇に

お願いすると、1031件も出てきました。

 

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 古いものはこんなものがありますよ。

 

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 スリランカなどでは、敵をすぐ倒すという

ことで、蚊取り線香を、「NINJYA」という

商標で売っているメーカーもあるそうです。

 

 ちなみに、キンチョーさんではないですが、

この前、新聞に出ていたんですが、アース製薬

さんでは研究部生物飼育課という組織があって、

研究用に、ゴキブリやハエ、蚊などが100種類も

飼育されており、ゴキブリの飼育数は100万匹

にもなるそうです。

 

 最後には、殺虫剤の研究の餌食になって

しまうわけですが、飼育の場合には、卵から

成虫に育てるのは簡単ではなく、何を食べれば

育つのかとか毎日いろいろ研究してるんだ

そうです。

 

 ゴキブリの飼育室は、エアコンが24時間

稼働しっぱなしで、除湿機や加湿器を使い分けて

年中過ごしやすい環境にしているそうで、

ゴキブリってどんな環境でも生きているのかと

思っていましたが、違うんですね。

 

 いろんな研究があるもんです。