今回はウォーソーさんですね。
と書いていますが、ウォーソーという
のは、街の名前であって、「東京なんちゃら
かんちゃら株式会社」さんを、「東京さん」
と呼んでいるようなもんなんです。
まあ、それはさておき、ウォーソー
さんの正式名称は、「WARSAW OR-
THOPEDIC INC」というもので、ホーム
ページを調べても、日本でも海外でも
HPが出てきません。
特許出願情報とかはどんどん出て
くるのですが、弱りましたね。
「Warsaw」を調べると、まずはポーランド
の首都のワルシャワが出てくるわけで
して、我々の調べるWarsawは、米国の
インディアナ州にある街なんですね。
(ポーランドの首都にちなんで名づけ
られたそうです)
この街は、最初に整形外科関係の
医療機器企業のデピュイさんが設立
された街で(1895年です)、整形外科
関係の医療機器企業が集まっている
街でもあるし、この医療関係の企業を
積極的に誘致して、これを売りに
している街でもあるんです。
どんな企業があるのかというと、
以下のURLのように、ZIMMER、
BIOMET、DEPUY、PARAGON、
SYMMETRY、この前コヴィディエン
買収で取り上げたMEDTRONIC
などなどが集まっています。
http://mywarsaw.net/work/major-employers/
というように、URLには企業名が
載っているのですが、残念ながら、
目指すウォーソーさんはこちらでも
出てきません。
ということで、仕方がないので、
Medical EquipmentのBuyer‘s
Guideで調べると以下のように、
やっと出てきました。
http://www.medicregister.com/Warsaw_Orthopedic_Inc/Supplier/sid9678.htm
プロフィールを覗いてみると、整形
外科関係機器で、関節鏡、移植機器、
骨プレート、骨用ねじ、骨用セメント
などなどの医療機器関係の研究
開発をおこなっている、1971年
創業のプライベートカンパニーです。
ということで、充分わかったわけ
ではありませんが、わかったつもり
になって、次に行ってみましょう。
まずは、どんなFタームのテーマ
コードがあるのかいなと見てみると
以下となりました。
(尚、今までも同じように分析して来て
いますが、すべて、FIのA61B17*と
19*の手術用機器に限定して検索
した結果のFタームですので、お間
違いなく)
結果は上のようになりましたが、まだ
よくわからないので、観点分析に行きま
しょう。
やはり骨や関節関係の手術機器が
主なんですね。
ということで、手術分野をさらに細かく
見てみると、以下のようになっていました。
ウォーソーさんは、脊椎や背骨などの
背中などの骨の手術に強みを持って
いるようです。
この前のデピュイさんやスミス&
ネフューさんは、同じ骨でも、大腿骨や
膝関節、脛骨などが多かったですので、
それぞれの企業での強みがあるので
しょう。
競合企業分析をする場合には、
コンパラマップで強みや弱みを
分析していくことになり、これらの
分析により、どこに資源を割くかの
戦略検討が必要になります。
ということで、ウォーソーさんの
将来を占ってみると??、以下の
ようになりました。
なんか、最近は気合が入っていないよう
ですので、海外の公開状況を見てみましょう。
なんかやっぱり、気合が入っていない
のでしょうか?
(一定の公開件数はありますので、
リーマンショック後の一時的な落ち
込みかもしれませんが)
ということで、今回はこのへんに
致しましょう。