知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

パテントマップ特許情報分析医療機器編 15 インテュイテイブサージカル

 それでは、今回からはメーカーさん

ごとに研究課題などを調べていきま

しょう。

 

 まずは、出願第1位のコヴィデイエン

さんを調べると見せかけておいて、

またまと得意のフェイント攻撃で、

10位にも入っていなかった手術支援

ロボット、ダヴィンチ製造のインテュイテイブ

サージカルさんから見ていくことに

致しましょう。

 

 まずFIで見てみると以下のように

なりました。

 

f:id:oukajinsugawa:20150116104240j:plain

 

 しかし、わかったような、わからない

ような、「なんだかな~~」という、阿藤快

さん状態ですね。

 

 ということで、今度は視点を変えて、

Fタームのテーマコードで分析して

みましょう。

 

f:id:oukajinsugawa:20150116125046j:plain

 

 なんか真相に迫って来たようで、ダヴィンチ

さんのロボット関係が主なんですね。

 

 マニピュレーターではなく、「マニプ

レーター」という発音を奇異に感じるのは

私だけでしょうか?

 

 ということで、次はFタームの観点まで

深掘りすると以下のようになりました。

 

f:id:oukajinsugawa:20150116125107j:plain

 

 やはりダヴィンチ関係一色のようで、

ガンダムを思い出してしまう「操縦桿」

などという勇ましいものもありますね。

 

 これを、さらにさらに掘り進めると

以下となります。

 

f:id:oukajinsugawa:20150116125128j:plain

 

 以下のように、お医者さんが画像を

覗いて手足を動かすと、マニプレーターが

その通りに手術をしてくれる手術支援

ロボットですので、そのような研究が

されているんですね。

 

http://www.intuitivesurgical.com/jp/

 

 (Fテーマ件数を合計すると観点件数に

なるはずですし、観点件数を合計すると

テーマコード件数になるはずですが、

なっていません。

 

 これは、ひとつの出願に対し、観点件数

が合計で何件あるかをカウントしているの

ではなく、同じ観点が出てきても合計1件と

カウントし、テーマコードも同様にカウント

しているからですので念のため)

 

 ということで、インテュイテイブさんの

研究開発が今後どんな方向に進んで

いくのか見てみましょう。

 

f:id:oukajinsugawa:20150111122501j:plain

 

 ということで、インテュイテイブさんは

医療用ロボット分野での出願がどんどん

増加していますので、この分野で、ますます

研究開発を進めて行くようです。

 

 尚、このフォーマットの時系列グラフは、

その分類に下位分類がある場合には下位

分類もまとめてカウントしていますので、

カウントに重複がある場合があります。

 

 今後のこの手のグラフではお見知り

おきを。

(ちなみに、上の3C707AS35には下位

分類がありませんので、ロボット用

マニプレーターが純粋に数を伸ばして

います。