それでは、このシリーズものの最初の
ほうで書きました、おもしろそうなものを
見てみましょう。
まず、「髪止め具」です。
これは、大阪のキンジヨ株式会社という
企業が出願しており、出願は特開2013-
248010「髪止め具」で、現在審査中です。
図をコピペさせてもらったのが以下です。
もうわかりましたね。
スイングの邪魔になったり、視界の邪魔に
なったりすることのないように、プレー時に
着用する身の回り品としての髪止め具だそう
です。
次は、指圧棒です。
これは、個人のかたが出願しているもので、
特開2012-196416 「指圧棒」というものです。
こちらのほうは、出願はしたものの審査請求を
しなかったため、みなし取り下げになっています。
市販のゴルフのティーに加工をほどこしたり、
シャープナーやサンドペーパーとセットとして
組み合わせ提供することで、使用者が好みに
合った指圧棒に完成させることができるものだ
そうです。
出願は、特許事務所を通さず自分で
おこなっていますので、特許事務所費用は
かかっていませんが、出願費用はかかって
いますので、もったいないですね。
出願してから考えが変わったのでしょうか？
このかたは、ほかに、「変形可能な多目的
に利用できる携帯風呂」というのと、「便の
漏れを一時的に防ぐ栓」というのも出して
いますが残念ながらいずれも取り下げ擬制
となっています。
市井の発明家のかたなのでしょうか。
次は、特開2012-16532「ゴルフクラブの
指向マーキング用テンプレート」です。
下記が、その図ですが、説明はいらない
ですね。
次は、特表2010-528707「フェレール、
及び、スリーブ組み立て部品」というもので、
海外からのPCT出願です。
こちらのほうは、何なのか、容易に推定
できないですね。
しかし、図を見ると、何かわかったような
気がします。
そうです、フェレットかと思ったら、
違っていて、ゴルフカップですね。
課題は、磨耗抵抗を供給し、かつ、
カップが地面に埋め込まれるのを妨げる
ことなしに、ポールの挿入と取り外しを
容易に許容するフラグポールとゴルフ
カップのための取り付け部材を提供
することだそうです。
フェルールというのは、フラッグポールを
支えるためのものだそうですが、解決
手段として、このフェルールと結合組立部は、
耐摩耗性があり、表面間の低摩擦係数
となるセラミック複合材料のような非金属
から構成されているそうです。
これにより、ゴミはフェルールと結合部の
すき間に留まろうとしなくなり、ゴルフコース
上の粒状物質は、フェルール又は結合部を
削ったり又は傷つけたりすることが不可能に
なるようです。
この出願は、めでたく登録となっていました
ので、このフェレールというのが、どこかの
ゴルフ場に、ひっそりと佇んで？（上に出て
いないので、ちょっと違いますね）いるかも
しれません。
ということで、ゴルフ用具の分析は終了です。
何かゴルフがうまくなる方法がないかと
思いましたが、残念ながら、用具でうまくなる
のは難しそうです。
まあ、ドライバーを打つときには低スピンを、
アイアンのときには高スピンをこころがけて
カックラキーンと打つことに致しましょう。
