知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

パテントマップ特許情報分析ゴルフ用具編  10 同じ穴の貉??

 今回は日本出願の時系列、さらには

その内訳から見ていきましょう。

 

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 縦軸が出願数、横軸が年です

 

 2009年のボールの出願数が少ない

ですね。

 

 ボール業界で規格変更とか何かあったので

しょうか。

 

 クラブの出願数は変わりないので、リーマン

ショックの影響ではないようですが・・・・・。

 

 ・・・・・よくわかりません。

 

 それでは、メーカーさんはどんなメンバーなので

しょうか。トップテンを調べてみましょう。

 

 分析のときには、企業情報なども重要ですので、

簡単な表にまとめることをお勧めします。

(今回は面倒なので、なじみのない企業のみ

調べることにします)

 

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 ナイキ関係は二つ入っていますが、系列会社

なのでしょう。

 

ナイキインターナショナルのほうが本社のようで、

従業員数は291人となっています。

 

http://companies.findthebest.com/l/7912721/Nike-International-Ltd-in-Beaverton-OR

 

 本社はオレゴン州にあるんですね。 創業は

1981年で結構若い会社です。

 

 私の小さい頃、ナイキというのは聞いたことが

ありませんでした。

 

 まあ、ど田舎に住んでいましたので、あったと

しても、そんな靴は履けなかったと思いますが。

 

 年間収益は、49.4ミリオンドルだそうで、まあ、

50億円程度でしょうか。 これはきっとグループ

全体ではなく、単独ですね。

 

 グループ企業にはどんなものがあるかというと、

Nike,Inc(これがナイキインコーポレーテッドのほう

なのでしょう)、や、Nike,USA.Incなどがあります。

 

 前者のほうが従業員48000人、売り上げ25.3

ビリオンドル(2兆5000億円ほど!)という製造

会社で、後者のほうは、スポーツチームや

スポーツクラブを運営する従業員1万人、売り上げ

170億円ほどの会社となります。

 

 次は、「sriスポーツ株式会社」です。

 

 なんか、耳慣れない会社ですよね。

 

 sri(SRI)スポーツは、2003年7月に住友ゴム

工業株式会社からスポーツ部門が分社化して

できた会社だそうです。

 

 ただし、以下のように、2012年にダンロップ

スポーツ株式会社に社名が変更されましたので、

分析は、sriスポーツ株式会社とダンロップスポーツ

株式会社は同じ穴のむじなとして(すいません、

同じ会社としてですね(これを名寄せといいます))、

分析したほうがよさそうです。

 

http://www.srigroup.co.jp/newsrelease/2012/srisp/2012_s15.html

 

 そうすると、最近の日本での出願数1番は、

ダンロップさんのようです。

 

 ちなみに、名前の変更は、SRIという名前が浸透

しなかったからの変更だそうです。

 

http://www.tennis-navi.jp/news/industry/maker/032197.php

 

 そういえば、私など、SRIなんて聞いたことが

ありませんでしたし、ダンロップダンロップタイヤ

という独立した企業だと思っていましたので、

住友さん傘下の企業だなどとは、これっぽっちも

思いませんでした。

 

 パープリンでしたねー。