知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

日本カーリットさんのガラス破壊具付き発炎筒

 今日は発煙筒の話か?と思った方とは

違って、車に装備されている、煙ではなく、

炎を出す、発「炎」筒の話です。

 

 日本カーリット株式会社という会社がある

のですが、設立が1934年、本社が東京の

京橋、資本金が1,204,600,000円、事業内容

が、化薬・化学品・電子材料品・研削材等と

なっており、現在は、今はやりの持ち株会社

化で、カーリットホールディングスの傘下と

なっています。

(カーリットホールディングスは、連結

売上高46,378百万円、連結従業員数996名)

 

 この日本カーリットさん、自動車用発炎筒

では、半世紀の歴史で、もともとは爆薬製造

で、これを発炎筒に応用し、線路などに設置

する鉄道用、高速道路での故障時などでの

自動車用発炎筒で有名です。

 

 最近はゲリラ豪雨などで、車に閉じ込めら

れることも珍しくなく、このときに、窓ガラス

を割るハンマーなどが備わっていないと、

最悪の事態になるわけなんです。

 

 そのときに、助手席の足元に設置されている

発炎筒に、窓ガラスを割る機能が付いていると

強い味方となるわけで、このガラスを割る

機能が付いた発炎筒が、日本カーリットさんの、

商標登録5026403スーパーハイフレヤープラス

+ピックなんです。

(私は、日本カーリットさんと縁もゆかりも

ありませんので、念のため)

 

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スーパーハイフレヤープラス+ピック|日本カーリット株式会社

 

 ちなみに、上のURLにあるように、商標登録

5329037「スーパーハイフレヤープラス+カッター」

というのもありますよ。

 

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 ということで、この+ピックのほうの発明を

検索すると、特開2007-181902「緊急脱出用

工具、及びそれを備えた自動車用緊急保安

炎筒」となっています。

(残念ながら拒絶査定です。)

 

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 尚、発炎筒の有効期限は4年ということの

ようですが、私のおんぼろ車は、すでに10年

以上乗っていますし、普通のトンカチでは

ガラスを割れないとのことですので、オート

バックスにでも行って、この製品を、探して

みることに致しましょう。

(私のほうでは、いつものように、この効能を

保証するものではありませんので、念のため。)