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知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

ロシュさんの、B型肝炎ウイルス検査キット

医療

 ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社

から、B型肝炎ウイルス検査キット発売、

というプレスリリースが出ています。

 

HBV DNA定量検査用キット「コバス 6800/8800 システム HBV」発売

 

 「リアルタイムPCR法を基本原理と

した血清/血漿血液中のHBV DNA量を

測定する検査キット」だそうですが。

 

 ロシュさんは、1896年にロシュさんが

スイスで設立した医薬品、診断薬、

医療診断機器の会社で、日本法人が

ロシュ・ダイアグノスティックス株式

会社、設立1998年、本社は東京の芝

2丁目、資本金25億円、売上高が518

億円、従業員が828名となっています。

 

ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社

 

 ロシュグループのほうは、「F. Hoffmann-

La Roche Ltd」、本社はスイスのバーゼル

資本金が、1億6,000万スイスフラン

(1スイスフランは109円程度)、連結売上

高が474億6,200万スイスフラン、連結

従業員数は88,509人となっています。

 

http://www.roche.com/

 

 どんな検査キットなんだ?というと、

日本での出願公開がありますので見てみると、

特表2015-508892「慢性B型肝炎患者の

応答予測及び治療観察のためのB型肝炎

ウイルス免疫複合体」というもので、

以下のようになっています。

(読む限りにおいては、検査キットの

技術については、この公開文献だけでは

ないと思いますが)

 

【要約】

  本発明は、インターフェロン療法に対して

感受性があるB型肝炎ウイルス(HBV)に

感染している対象を同定する方法であって、

a)上記対象の試料中のHBV免疫複合

体の量を測定する工程、

b)工程a)で得られたHBV免疫複合体の

量を基準値と比較する工程、及び

c)工程b)で実施された比較の結果に

基づき、インターフェロン療法に対して

感受性があるHBVに感染している対象を

同定する工程を含む方法に関する。

本発明は、更にインターフェロン療法に

対して感受性があるHBVに感染している

対象由来の試料中のHBV免疫複合体量の

測定、及びHBVに感染している対象を

同定するためのHBV免疫複合体の検出

試薬の使用に関する。

更に、本発明は、インターフェロン療法に

対して感受性があるHBVに感染している

対象の同定を可能にする装置及びキットに

関する。

 

 ということで、先ほどのリアルタイムPCR

関連のウイルスDNAポリメラーゼ阻害剤や、

PEG-インターフェロンが関係し、キットの

ほうは、HBV免疫複合体を定量するための

検出試薬と、(好ましくは)標準的なインター

フェロン療法に対して感受性があるHBV

感染している対象を同定するための標準物質

などが含まれているそうです。

 

f:id:oukajinsugawa:20161116165044j:plain

 

 ということで、トーシロの私が説明しても、

「なんのこっちゃ?」というところでしょう

から、もしも専門的に知りたい場合には、

この公開文献と、海外での出願を調べてみて

ください。