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知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

特許検索海外編 7 Google PatentsとGoogle Patent Search それともLENS?

海外特許検索

 Google Patentsと、Google Patent Search

いうものがあるのですが、何が違うんでしょう?

 

 私は、特許の検索ではGoogleを使わない

ので、2つあるのも知らなかったのですが、

何が違うんだ?というのを調べてみましたら、

横断的に書かれたはっきりした情報は、少ない

ようです。

 

 ということで、「おら、そんなの知ってるY。」

(最近、モンキッキーのおさるさんをテレビで

見ないような気がするのですが??)という

方は、読むのをすっ飛ばしていただくとして、

英語版のウィキを見るとわかりやすく書かれて

いますので、この情報からちょっと書いて

みましょう。

 

 まずは、Googleで、「Google Patent Search

と入れると、一番上に「Google Patent Search

が出てきます。

 

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 これを試しに、ヤフーでも入れてみると、

同じように一番上に出てきて、競争相手

なのに、ヤフーさん、太っ腹???

 

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 ということは、さておき、どちらも、「Google

Patent Search」だけでなく、「Google Patents」、

{Prior Art Finder」もセットで出てきています。

 

 英語版ウィキによると、最初の特許検索の

ベータ版は2006年の12月14日に始まり、

当初はUS文献だけで、これが「Google Patent

Search」だったんです。

(「ばかやろー、そんなの誰でも知ってるY。

したり顔で書いてんじゃあ、ねーよ。」という

言葉は、スルー致しましょう。)

 

 これが、2012年にアップデートされて、EPO

も検索できるようになり、Prior Art Finderも

組み込まれました。

(Prior Art Finder(prior artすなわち先行技術や

既知の発明などをFindすなわち見つけてくれる

ツールで、特許関係、学術論文、書籍、その他の

ウエブ情報を検索してくれるそうです。)

 

 2013年には、WIPO、DPMA(どいつだ?)、

CIPO(カナダ)、SIPO(中国)の各庁、及び

その他の翻訳された海外特許情報を検索できる

ようになり、つ、つ、ついに、2015年7月に、

新しいインターフェースの「Google Patents」が

登場し(まだ前の古いインターフェースの

Google Patent Search」も残していますが。)、

ご存知のように、「GoogleScholar」も一緒に

検索できるようになり、CPC(特許分類)も

紐づけされるようになっています。

(英語版ウイキでは、JPOが抜けていましたが、

現在、JPO特許も検索範囲です。)

 

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 ということなのですが、それじゃあ、この

Google Patents」さんを、企業や大学などで、

特許検索や、特許分析に使えるか?というと、

使えるって言っちゃあ、使えるし、使えないって、

言っちゃあ、使えないし、どっちなんだ?と

いうところでは?(私見です)

 

 まずは、優れている点は、検索が早いこと、

検索結果をハイパーリンクで紐付けしてくれる

ことで、以下のようにどんどん調べて行くことが

できます。

(いつもの、「skyrmion」で検索しています。)

 

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 CPCの説明のリンクや、出願人、発明者の

リンク、引用、被引用文献へのリンク、その他の

先行文献リンクなど、非常に優れものだと思い

ます。

 

 それでは、ちょっと使えないな、というところ

は、特許分析などを行う場合に、それぞれを

一つ一つ見て行かなければならないこと、

一気にダウンロードができないこと、全文

テキスト検索をおこなっているとのことなの

ですが、試しに、「Google Patents」と

Google Patent Search」で同じもの、たとえば、

「skyrmion」を検索しても、それぞれ検索できて

いるものと、できていないものがあり、どの

ように検索しているのかが不明で(ヘルプ

ページがありますが、それほど詳しくは書か

れていません)、漏れをなくして分析をおこ

なうには不安が残ります。(これも私見です)

 

 さらに、ハイパーリンクが多すぎて、いろいろ

クリックしているうちに、最初に何を調べようと

していたのかわからなくなってしまうこと。

(「それは、おめーだけだ!」、という意見は、

ごもっとも!)

 

 まあ、それでも、USの古い特許なども、氏名

などで(たとえば、グラハム・ベルとか(もちろん

英語ですが))、検索できるのは優れものでしょう。

(とはいえ、古いものはOCR処理によりデータ化

しているため、俗に言うX特許などはヒットしません。

USPTOのDBでも、1975年までのもの(もっと古い

もの、という意味です)もキーワードでヒット

させることができるのですが、100%ヒットするか

というとそうはいかず、100%の確率でヒット

させるためには、登録番号か、発行日、米国分類で

検索する必要があるため、Google Patentsのキー

ワード検索でも、どの程度の確率で古い特許もヒット

するのかよくわかりませんので、これもそのうち

調べてみることに致しましょう。)

 

 ということで、古い特許を調べたりするのに

お遊びで使ったり、海外特許で、あたりを付ける

ために簡易的に使ったりして、本格的な検索、

分析には、espacenetやPatentscopeなど(または

これらとGoogleの併用)を使うのがよいのでは?

(またまた、私見です。)

 

 もちろん、商用DBを使える方は別ですが。

(私は、簡単に調べる場合、最新情報を調べる

場合には、プラピ(J-PlatPat)やespacenet、

パテス子さん(Patentscope)、各国特許庁DB

などを使い、本格的な検索、分析には、商用DBを

使っています。)

 

 「ばかやろー、Google Patentsは、こんな

ふうにうまく使う方法があるんだよう。」と

いう情報をお持ちの方は、是非、清き、

ご一報を???

 

 ちなみに、以下の「LENS」というフリーの

検索DBも、公称1億件の収録件数とされて

おり、簡単な分析グラフなども自動で出て

きたり、結構優れものですので、そのうち、

取り上げてみましょう。

 

https://www.lens.org/lens/structured-search

 

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