ということで、医療機器、特に手術用
機器を見てきましたが、これらの手術に
使われる、人工関節や人工血管などの
埋め込み型手術用材料については
見てきませんでした。
今回からは、これらの医療用の埋め
込み材料について、どんなメーカーさん
があるのかなど見ていくことにして、
それが終わったらロボットスーツなど
にも手を広げてみましょう。
それでは、人体への埋め込み材料は
どのような分類になっているのでしょう。
まずは、この前調べたFIのA61「医学
または獣医学;衛生学」を調べてみま
しょう。
そうするとA61F「血管へ埋め込み
可能なフィルター;補綴」となっています。
これをさらに掘り進めると、血管、筋肉、
骨、関節などいろいろな埋め込み材料に
分かれて行きます。
ところで話は違いますが、A61Hと
いうのがありますが、これは「物理的な
治療装置、例.人体のつぼの位置を
検出または刺激する装置;人工呼吸;
マッサージ」となっています。
この中の、19/00 は生殖器のマッサージ、
21/00は人体の腔部をマッサージする用具
となっていて、検索すると結構おもしろい
器具が出てきます。
このブログは「大人のおもちゃ」のブログ
ではありませんので、検索結果は示しま
せんが、興味がある方は検索してみて
ください。
ということで、A61Fに戻ってこの分類を
見てみると、Fタームテーマコードは、
4C097が関係していそうです。
このFタームを見てみると、観点AAは
適用部位、BBは技術の対象となっており、
BB01・身体内への植込み;埋込み人工器官
BB02・身体外へ装着して用いる人工器官
となっていますので、BB01「埋め込み
人工器官」で一度に検索できますので、
今回は日本だけを見ることにして、これで
検索をしていきましょう。
(歯科医療関係は入っていませんので、
後で、別に分析します)
それでは分析に、いきまっしょい。
れっつら、ごー。
まずは全体的な時系列マップですね。
上のマップは出願年をプロットして
いますが、2005年、2006年をピークに
少々減少しているようです。
次回は、どんなメーカーさんがいるのか
から見て行くことに致しましょう。