知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

パテントマップ特許情報分析編3  まとめ

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 それでは、今回はビールメーカーと

 ウィスキーメーカーを見てみましょう。

  

 メーカーはアサヒ、サッポロ、キリンの

 3社です。

  

 上記はFタームでの「清酒」で検索した

 場合にヒットしてきた研究開発項目のみ

 ですが、こちらのほうは、前回の醤油メーカー

 さんと違って、微生物などが多いですね。

  

 微生物や酵素を使ってビールに生かす

 研究をおこなっているのでしょう。

  

 上記は、Fタームで分析してみましたが、

 試しにFIでも分析してみましょう。

 

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 FIで分析すると、上記のようにまた違った

 一面も見えてきます。 したがって、分析する

 際には、いろいろな方面から分析し、さらに

 ミクロの分析をおこなうというのが重要です。

  

 それでは、最後にウイスキーメーカーですが、

 こちらは、サントリーニッカウヰスキー2

 です。

 

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 上記のように、遺伝子工学関係から

 ウィスキーに活かす研究をしているので

 しょう。

  

 ということで、簡単に日本酒メーカーさんを

 分析してきましたが、特許出願は少なく、

 知財関係で他社を圧倒するという業務

 分野ではなく、コマーシャルや営業などで

 売り上げを伸ばす分野のようです。

  

 今までにない味を出すなどは難しいので

 しょうか。

 

 ウイスキーは他の飲料と割って飲めますが、

 日本酒は他の飲料と割ったら味が違って

 しまうし、他の飲み方を提案するなども

 難しいでしょう。

  

 日本の若者離れでの売り上げ減少を解消

 するためには、積極的な海外展開を考える

 時期なのでしょうか。