知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

パテントマップ特許情報分析編2 COVIDIENシナジー効果あり!!

 

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 それではどのような内容を研究開発、事業化して

いるのか見てみます。

 

 COVIDIENは、診断、手術用器具や方法がメイン

のようです。

 

 しかし、この分析では、まだ粗くシナジー

効果はわかりませんので、さらに詳細を見てみます。

 

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 上を見ると、COVIDIEN内視鏡関係は

あまりやられていないようです。

 

 買収をおこなう目的は、このシナジー

効果を期待しているのでしょう。

 

 それでは、さらに、Given Imagingが強みを発揮

している項目を見てみましょう。 下記は、説明が

長くなるので、IPC分類記号は省いています。

また、Given Imagingが強みを発揮している項目

だけを抜き出しています。

 

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 上記を見ると、Given Imaging特有の技術は、

COVIDIENでほとんど研究開発されていない、

カプセル内視鏡関係の技術なので、研究開発

期間を短縮することができ、同時に世界シェア

90%以上という事業も買収できる効果を生むことに

なります。

 

 COVIDIEN側としては非常においしい買収で

あるといえ、Given Imaging側としても、世界的

優良企業の傘下に入ることができ、さらに研究

開発資金を得ることができ、Win-Winの関係と

いえるのではないでしょうか。