知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

パテントマップ特許分析スマホ編 15 レノボ

 今回はレノボさんの特許出願を調べて

みましょう。

 

 まずは、日本での公開件数を見てみると、

以下のように、2012年頃非常に落ち込み、

だんだん回復傾向にあるようです。

 

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 出願日を考えると、リーマンショックでの

落ち込みが激しかったのでは?と思います。

 

 比較のために、この前のアップルも

載せておきましたが、分野としては、

アップルさんと同じような研究開発が

されているようです。

 

・ レノボ

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・ アップル

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 尚、2社のパテントマップ比較を行う

場合には、以前にエクセルでの作成方法を

書きました、コンパラマップでの比較も

おすすめですよ、

 

 それでは、物理学というものの詳細を見て

みると、この前のアップルと同じように、

タッチスクリーンやGUIなど同じような

研究開発がおこなわれていますが、アップル

では出て来なかった、電源安定化や

電力節約などが出てきています。

 

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 省電力に苦戦しているのか?中国市場

では省電力が要求されているのか?

理由はよくわかりません。

 

 これを分野別の時系列で見てみると、

やはり、他の分野に力を入れているの

ではなくて、電気、物理分野に注力して

いるんですね。

 

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 直近の出願を見てみると以下のように

なっており、スマホ等の携帯端末に注力

しているのが伺えます。

 

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 話は違いますが、レノボさん、こんな

ものも発表していますね。

 

http://techon.nikkeibp.co.jp/atcl/event/15/121400021/010600013/?n_cid=nbptec_neml