知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

パテントマップ特許分析スマホ編 14  アップルの開発研究

 アップルさんの日本への出願を分析

してみましょう。

(そのうち、米国での出願も分析しようと

思いますが、今回は日本のみです)

 

 そうすると、数の違いはあるものの、

前回のサムソンと同じような傾向で

あることがわかります。

(比較のために、前回のサムソンの

マップも下に貼り付けました。

 

・ アップル

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・ サムソン

 

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 アップルの出願は、1年半も経たない

のに、2015年で、すでに結構公開されて

いますが、間違いか?というと、そうでは

なくって、優先権主張がされている場合

には、先の出願の日から1年半で公開

されますので、アップルさんは、優先権

主張出願が結構多いんですね。

(優先権主張出願の場合の、出願公開

起算日の根拠条文については、以前に

書きました)

 

 それでは、アップルさんはどんな研究を

おこなっているんだ?というと、以下の

ような技術分野で出願されているんです。

 

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 この前のサムソンさんは、物理というのは、

17%程度でしたので、アップルさんの、物理

学という内容を見てみましょう。

 

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 そうすると、スマホ全般で分析したように、

アップルさんは、iPhoneiPadなどで

必須の、タッチスクリーン、グラフィカル

ユーザーインターフェイス、データ転送

など、盛んに研究されているのがわかり

ます。

 

 分野別で見てみても、物理分野と、通信

分野は、以下のように、研究が加速されている

ようです。

 

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 直近の出願公開は以下のようになって

いますよ。

 

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