知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

J-PlatPatを使い倒そう その40 2018年3月12日改訂の新機能で検索してみよう1

 それでは、新しい機能がどうなっている

のか調べて行きましょう。

 

 まずは、テキスト検索できる範囲が拡大

されたとなっていますね。

 

www.inpit.go.jp

 

f:id:oukajinsugawa:20180313160744j:plain

 

「おーっ、古いものもテキスト検索できるように

なったのか。」ということで、本当にそうなのか

調べてみましょう。

 

 以前に以下のようにカトレアさんの実用新案

出願公告について書きました。

 

oukajinsugawa.hatenadiary.jp

 

 実用新案出願公告については、上のように、

大正11年からOKとなっていますので、試して

みましょう。

 

https://www7.j-platpat.inpit.go.jp/tjk/tokujitsu/tjkt/TJKT_GM201_KeywordSearchCount.action

 

f:id:oukajinsugawa:20180313160852j:plain

 

 考案の名称は「洋食「パン」」となって

いますので、以下のように入れてみましょう。

 

f:id:oukajinsugawa:20180313160913j:plain

 

 そうすると、以下のように、「残念でした、

そんなのないですな。」と出てきます。

 

f:id:oukajinsugawa:20180313160944j:plain

 

 「え~~、入れ方が悪いのか?」などと

つぶやきシローさん状態で、「油揚ゲトナシ

タル」とか、「芯ニ挿入セル」とか書かれて

いる文字を入れてみるのですが、「残念

でしたね、またどうぞ。」と言われてしまう

だけなんです。(請求の範囲とか、全文とか

色々試してみてもおんなじです。)

 

 そうなんです、キーワードで検索できる

ようになったと言っても、OCRが正しく読み

取れるようになってからの文献だけがキー

ワードで検索できるんです。

 

 ということで、古い文献まで正しく検索

するのには、以前と同じように分類で検索

しないといけないんです。

(INPITさんの言うのには、昭和46年頃

から検索できるのでは?と言っていました。)

 

 ということで、次回はキーワードや特許

分類の入れ方の注意事項を調べてみま

しょう。

 

 それでは、また。